サーフェイスストリップ部分のみを抽出・編集するには

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MODOのバージョン12からはMeshFusion使用時において、メッシュとメッシュの交差部分であるストリップをコントロールするサーフェイスストリップ機能が搭載されましたが、バージョン12.1ではさらに、そのストリップ部分のみをメッシュとして抽出する機能がサポートされるようになりました。

QBicジオメトリから2つメッシュを読み込み、ストリップを作ってみます。メッシュを組み合わせたら、ベースとなる方のメッシュで新規Fusionを作成し、もう一つのメッシュでサーフェイスストリップを適用します。ストリップアイテムを更新し、ストリップの幅を調整します。Fusion Itemを選択したら、プロパティからFusionメッシュのカテゴリにあるストリップポリゴンのみオプションをオンにします。そうするとストリップポリゴンのみが生成されるようになりました。

こうやって生成されたストリップポリゴンは、メッシュオペレーションの機能を使うことで、メッシュへと変換することなく、モデリング操作を重ねることができます。メッシュオペレータのタブへと移り、空のメッシュレイヤーに対して、編集 ＞ Merge Meshesを追加し、ソースとしてFusion Itemを指定します。これにより、このメッシュレイヤーではFusion Itemに対して、モデリング操作を重ねていくことができます。次にオペレータ追加からポリゴン ＞ Polygon Extrudeでポリゴンに厚みを付けます。さらに、複製 ＞ Radial Arrayを追加すると、放射状に並べることが可能です。

このサーフェイスストリップのみとなるFusion Itemはメッシュに変換されているわけではないので、MeshFusionとしての操作も失っていません。ストリップ幅を変更したり、組み合わせるメッシュのサイズや位置を調整することが可能です。元となるメッシュも一緒にレンダリングすれば、メッシュにピッタリと沿った飾りのメッシュとしても、便利に使うことが可能です。