メッシュコピペの挙動のカスタマイズ
http://www.youtube.com/watch?v=HZtV7GcNJ0g&hd=1
モデリングを進めていくうちに、メッシュをコピーアンドペーストすることで、さらにメッシュを増やしていくことがあります。MODO 701からは、このメッシュのコピーアンドペーストをする際の挙動を、さらにカスタマイズすることができます。
サンプルとなるシーンではボックスを一つ用意しています。このボックスの上面のポリゴンを一つ選択し、これをコピーアンドペーストしてみましょう。通常であれば、コピーもペーストもショートカットキーを使うかと思いますが、わかりやすいようにメニューからコピーとペーストを行います。
MODO 701より前のバージョン、もしくはMODO 701のデフォルトの設定では、コピーしてペーストを行うと、選択状態のままのポリゴンが表示されます。この選択ポリゴンはコピーした元のポリゴンなのか、それとも貼り付けた後のポリゴンなのかというと、移動ツールを起動して動かしてみると、コピーした元のポリゴンであることがわかります。
この挙動でも問題はありませんが、場合によっては、選択状態になるのが貼り付けた後のポリゴンであれば、コピペした後にすぐそのまま移動したり回転したりという作業を続けて行うことができるため、貼り付けた後のメッシュを選択してほしいという場合もあるでしょう。そのような場合に、MODO 701ではコピペの挙動を変えることができます。
システムメニューから初期設定のパネルを開き、デフォルト > メッシュアイテム > コピーと貼り付けというカテゴリの中に、「コピー後にエレメントの選択解除」「貼り付けたエレメントの選択」「貼り付け前にエレメントの選択解除」という三つのオプションが用意されています。
ここで「コピー後のエレメントの選択解除」と「貼り付けたエレメントの選択」オプションの二つをオンにし、もう一度先ほどと同じように、上面のポリゴンを一つ選択し、コピーさらにペーストを行ってみます。移動ツールを起動し、選択ポリゴンを動かしてみると、貼り付けた後のポリゴンが移動するようになりました。
また、「貼り付け前にエレメントの選択解除」のオプションをオンにしておくと、いったんポリゴンをコピーすると、選択状態が解除されますので、コピーした状態は保ちながら、メッシュに対して処理を行い、さらにペーストするといった操作を行うことが可能になっています。
このようにコピペに対しても、ストレスなく使うためのオプションが用意されており、ワークフローの効率化を図ることが可能になっています。