カーブで押し出した断面のスケールを後から変更するには

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今回はカーブで押し出しやベジェで押し出しなどで、パスに沿って押し出されたメッシュの断面のスケールを、ツール編集後に調整する方法についてご紹介します。

パスと押し出す断面図となるメッシュレイヤーを用意し、実際にカーブの押し出しで断面を押し出してみましょう。カーブで押し出しツールなどで断面を押し出してジオメトリを生成し、ツールを解除してしまうと、元の状態に戻って編集しなおすということはできません。断面のスケールを変更しようとしても、アンドゥで操作自体を取り消して元の断面のメッシュをスケールするという作業が必要になります。これをツールが確定した後でも断面のスケールを編集するには、ループ選択とアクションセンターを使います。

まずは編集モードをエッジへと切り替え、押し出された方向に対して垂直方向に生成されているエッジを複数選択します。次に上矢印キーを押し続けて、さらに連続してエッジを選択していきます。押し出しの終点過ぎまでエッジを選択したら、今度はショートカットキーLでループ選択を行います。このループ選択によって、カーブで押し出しで押し出された断面の輪郭となるエッジが選択されたことになります。

ループ選択が行われたら、アクションセンターをローカルに設定します。このアクションセンターがローカルというのは、連続している選択箇所それぞれの中心をアクションの起点とする方法です。この状態でスケールツールを起動し動作させると、各リング選択の中心からスケールが行われるようになるため、カーブを押し出しなどのツール確定後でも断面のスケールを行えるようになります。

さらにこれにフォールオフにウェイトマップを利用することで、断面図のスケールに対して強弱をつけてみましょう。

今回は、カーブに沿って形状が押し出されている状態で、ウェイトマップをカーブの始端から終端に向かって0%から100%になるようなウェイトマップを作ってみます。まずは新規でウェイトマップを作成します。カーブの始端から終端に向かって値が大きくなる情報というのは、UV座標が保持していますので、このUV情報を元にウェイトマップを作ることにします。

頂点マップメニューから演算を選択し、適用先にウェイトマップを、頂点マップAにTextureを指定します。そうすると、カーブ押し出しの始端から終端に向かって、テクスチャ座標と同様にウェイト値が適用されたのがわかります。

先ほどと同様、エッジを選択しループ選択を行ったら、フォールオフから頂点マップを選択した状態で、アクションセンターをローカルに設定し、スケールツールで拡大縮小してみると、ウェイトマップの値が高い方、つまり一番押し出されている先の方に向かって先細りとなる形で断面が拡大縮小されるようになります。