MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

クロスパイプの作り方

https://www.youtube.com/watch?v=kxCI18KBK7E&hd=1

今回はMODOの基本機能だけでクロスパイプを作る方法をご紹介します。サブディビジョンサーフェスのリアルタイムブーリアンツールであるプラグインMeshFusionを使えば、簡単に作ることができますが、今回はMODOの基本機能だけで少ないメッシュ数でつくります。

まずは八角形でポールを作ります。さらにこのパイプを複製し、十字になるように配置します。この二つのメッシュをブーリアンで組み合わせます。メッシュ編集タブからブーリアンを起動します。今回は組み合わせますのでを選択します。これでひとつのメッシュに組み合わせられましたが、下の部分は必要ないので、不要なポリゴンを削除します。

ポリゴンを削除すると、メッシュに穴が開いてしまいましたので、今度はこれを埋めていきます。メッシュの穴を埋める前に、まずブーリアンやポリゴンの削除などで不要な頂点が残っている可能性がありますので、頂点タブから結合を選択します。

では、穴を埋めていきます。頂点を二つ選んでは、平均に融合を実行します。平均に融合を使用することで、二つの頂点の中点に頂点を作成していくことになりますので、ポリゴンがちょうど中心から対称に作られるようになります。

穴がふさがったところで、いったんTABキーを押してサブディビジョンサーフェスにしてみます。すると、全体が丸くなってしまいました。これはエッジが足りていないということですので、端に当たるエッジ付近にエッジを増やしていきます。

まずはポリゴンを二つ選択し、メッシュ編集のタブからループスライスを実行します。ポリゴンの両端どちらに対してもエッジを追加したいので、カウントを2にして、端に近い場所でエッジを追加します。同様の処理を、あとの2本のパイプに対して処理します。

TABキーを押してサブディビジョンをかけてみると、良い感じのジオメトリになりました。あとはパイプに穴を開けていきます。パイプの橋にある3枚のポリゴンを選択し、ポリゴンのベベルで穴を開けます。

ショートカットキーのBのキーでベベルツールを起動し、いったん内側に小さくポリゴンを作ります。さらにベベルをかけていきますが、ツールを解除することなくベベルの操作を続けるには、Shiftキーを押しながらビューポートをクリックします。すると、この状態からあらたにツールを操作できるようになります。

穴の輪郭ははっきり目に出しておきたいので、この状態のまま、さらにもう一度Shiftキーを押してベベルを実行したら、今度はパイプの内側へとポリゴンを押し込みます。これでクロスパイプの完成です。

レンダータブで質感をつけてみると、ジオメトリがキレイに構成されているのが確認できます。

2014年4月24日