選択個所を基点に指定する箇所に配置するには

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今回は選択個所を基点として、指定する箇所にジオメトリを配置する方法について解説します。

サンプルシーンにはティーポットの本体と上蓋が異なるメッシュレイヤーに入っています。この上蓋がティーポット本体の位置にぴったりと合うように配置しなおしてみます。

ぴったりと合わせたいのは上蓋の外側のエッジと、本体部分の一番上にあるエッジですので、まずは配置しなおす上蓋の外側のエッジをダブルクリックしてループ選択します。ループ選択した個所を作業平面の中心となるよう、作業平面オプションをオンにし、さらにAltキーを押しながら作業平面ボタンをクリックして、オプションから作業平面を選択に合わせるで選択したループエッジの中心が、作業平面の原点となるように設定します。

次に、本体の合わせたい箇所の設定を行います。今回の場合、このループエッジで選択したエッジに合わせたいので、スナッピングの対象先となるよう、ループエッジ選択を行っている状態でショートカットキーPキーを押してポリゴンを一枚作っておきます。スナッピング機能でこのポリゴンに上蓋がぴったりと移動させるようにします。

それでは、上蓋のレイヤーをアクティブにし、アクションセンターを原点にします。現在、上蓋の合わせたいループエッジの中心が作業平面の原点となっていますので、Wキーで移動ツールを起動すると、合わせたいループエッジの中心から移動するようになります。スナッピング機能をオンにし、Altキーを押しながらスナッピングボタンをクリックしオプションパネルを開いたら、ポリゴン中心オプションをオンにします。

これで上蓋を本体側へと移動させると、作成したポリゴンの中心、つまり本体側の合わせたいループエッジの中心へと簡単に合わせられるようになります。移動がうまくいったら、本体側で作っておいたポリゴンを削除し、アクションセンターをオフに、また作業平面をオフにします。これで元の状態に戻ります。

スナッピングと作業平面、アクションセンターをうまく組み合わせることで、望み通りの配置が可能になります。