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モデリングツールの切り替えを便利にするポリホール

https://www.youtube.com/watch?v=AC3hsNRB6HY

バージョン16.1ではよく使われる便利なモデリングツールを、その切り替えを意識する間もなく、作業することができる便利なポリホールツールが搭載されています。

通常、Modoでモデリングする場合、操作したい個所のエレメントを選択し、ベベルをかけたり、押し出したりという作業を繰り返して望む形状を作っていきます。その際に、ベベルツールを起動、解除、それにビューポートのクリックといった手間が少しずつかかってきます。これをツールとしてひとまとめにしたのがポリホールです。

ポリホールのツールは、モデリングツールバーのポリゴンタブの中にあります。ポリホールを起動しプロパティを見てみると、モードというところにモデリングツールがいくつも用意されています。オフセット・押し出し・分離・ループ追加・スケール・ベベルなどなど、モデリングではお馴染みのツールです。このモードでオペレーションを選択すると、その下側にツールに対応するプロパティが表示されるようになります。

編集個所はマウスでエレメントをなぞったりクリックするだけで指定することができます。複数のエレメントを選択したいという場合には、セレクトスルーオプションをオンにして、編集個所を選択してから、操作を行うことができます。

モードのプルダウンからツールを選択するということ自体が手間に感じるかと思いますが、このモードの選択にはショートカットキーが割り当てられています。デフォルトでは、キーボードでテンキーの0がオフセット、1が押し出し、2が分離、3がループ追加、4がスケール、5がベベルに割り当てられています。うまく切り替えられてないという時には、ビューポートを一度クリックしてキーを叩くと、切り替えがうまくいくかと思います。

このキーの割り当ては、自分で変えることも可能です。システムメニュー > 入力編集を開くと、[0]~[5]までにpoly.haulのモードがそれぞれ設定されているのがわかります。この編集パネルでどのキーにどのモードを割り当てるのかは自分で後から設定することができますので、自分が良く使うツールなどをキーに割り当てておくと良いかと思います。

このようにポリホールをうまく使うことで、より効率よく手を止めることなくモデリング作業ができるようになります。

2023年2月22日