プロシージャルモデリング版ブリッジツールの使い方
https://www.youtube.com/watch?v=fCbhLK77jT0
Modoバージョン16.0からは、それまでダイレクトモデリング版にしか存在していなかったブリッジツールがプロシージャルモデリングでも利用できるようになりました。
サンプルとしてブリッジでつなぐトーラス型の形状を二つ用意します。つなぎたい個所をそれぞれ選択し、オペレーションリストのオペレータ追加 > 編集 > ブリッジを追加します。これで選択した個所が連結されるようになります。ブリッジツールを実現するには、選択した順序を記憶しておく必要がありましたが、従来までのバージョンだと選択個所を覚えておいても、選択順序を覚えておくことができなかったため、ブリッジツールの実装が難しい状態にありました。スケマティックビューでブリッジツールを確認してみると、Select By Indexで選択した個所の整数範囲を配列へと変換する新しいノードInt Range to Arrayを経由して、選択順序がブリッジツールに接続されているのがわかります。これノードにより、選択順序に従ってブリッジを行えるようになっています。
ここからさらに別の個所をブリッジでつなぎたいといった場合には、さらにブリッジツールを重ねていきます。対となるポリゴンを選択し、もう一つブリッジを追加してみます。このように対となる接続を複数実現する場合には、連続ブリッジのオプションをオフにしてください。
プロシージャルモデリング版のブリッジツールも、ダイレクトモデリング版のブリッジツールと同様、セグメント数を変更することができます。プロパティからセグメントの値を高くし、モードをカーブへと設定しておくと、接続している間のセグメントが細かく分割され、柔らかなカーブを描くことになります。カーブの形に関しては、張力の値で設定すると良いでしょう。
また、このブリッジで作成される個所については、プロファイルを利用することも可能です。1番目のBridgeツールを展開し、Tool Pipe > (Tool Pipeを追加)から新規 > ツールパイプ > Content Presetを追加し、好きなプリセットを設定します。この同じ設定を、2番目のブリッジに対しても適用したいのであれば、同じくTool Pipe > (Tool Pipeを追加)から既存の中にあるContent Presetを選択します。こうすることで、1番目のブリッジと2番目のブリッジが同じプリセット設定を参照するようになりますので、修正を同時に反映させることが可能になります。またプロファイルに関しては、バージョン16.0からは事前に登録してあるプリセットだけでなく、シーン内に存在する別メッシュのアイテムを参照することも可能になっています。詳しくは日本語解説ビデオ「シーン内のアイテムをプロファイルプリセットとして使うには」をご覧ください。