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MeshFusionサーフェイスストリップのエンボス処理

https://www.youtube.com/watch?v=a9Uv72NdSJQ

サブディビジョンサーフェイスをリアルタイムにブーリアン処理するMeshFusion機能に、バージョン14.0でサーフェイスストリップに対するエンボス処理を行う機能が搭載されました。

まずはFusionタブから、適当なモデルを用意し、Fusion Itemを作成します。さらにもう一つ、モデルを読み込み、二つのモデルを選択した状態でサーフェイスストリップを適用してみます。この二つのモデルの交差部分に対して、ストリップが生成されたのが確認できます。Fusion Itemを選択し、Fusionタブにあるエンボス有効のオプションをオンにしておきます。これでFusion Itemに対して、エンボス処理が可能になりました。

交差させたモデルを選択し、メッシュタブからサーフェイスストリップ絶対幅の値を調整してみます。そうするとストリップの太さが変わるのが確認できます。この状態ではまたストリップは単なる列にすぎません。さらにメッシュタブの下のほうを見てみると、MeshFusionエンボスというカテゴリがあり、中間を使用というオプションがあります。このオプションをオンにすると、先ほどまで均等だったストリップの列が外側と内側、そして中間部分に分かれたのが確認できます。外側のオフセットの値を調整するとストリップ外側に対し、また内側のオフセットの値を調整するとストリップ内側に対し、中間のオフセットの値を調整するとエンボス中間部分に対して、簡単に凹凸がつけられるのがわかります。

サーフェイスストリップを作成するには、ソリッドなメッシュ同士の組み合わせだけではありません。新たな空のメッシュレイヤーにカーブを作成してみます。これも先ほどと同様、カーブのメッシュレイヤーと本体となるメッシュレイヤーを選択し、サーフェイスストリップを適用ボタンをクリックしてみると、カーブがメッシュに投影されて、ストリップが生成されたのが確認できます。

メッシュプロパティからサーフェイスストリップ絶対幅を調整し、Mesh Fusion エンボスカテゴリの中の中間を使用オプションをオンにします。先ほどと同様、カーブとメッシュの組み合わせであっても、サーフェイスストリップとさらにエンボス処理が可能になっています。もちろんこのカーブは後から移動したり、形状を変化させても、その修正はFusion Itemに反映されるようになります。

このエンボス具合に関しては、そのすぐ下にあるMesh Fusion 高度エンボスというカテゴリの中のエンボスプリセットを適用から、形状を選択することができます。デフォルトではCustomになっていますが、TwoSidedSoftに変更すると、外側から中間、中間から内側に関しての凹凸具合が非常に緩やかに変化していくようになります。サーフェイスストリップ絶対幅と共に調整することで、より滑らかな変化を表現できるようになります。

2020年4月24日