エッジベベルの深度オプションとリラックスツール
https://www.youtube.com/watch?v=Lfc48jHNGeM
MODO バージョン13からはエッジベベルに対して便利なオプションやツールが追加されました。
まずはサンプルとなるモデルを簡単に作りましょう。複数のボックスが組み合わさった形状を作成したら、エッジベベルをかけてみます。エッジシェイプを丸めにし、丸めレベルを2程度にすると、エッジ部分に丸くベベルがかけられます。
エッジベベルのプロパティを見てみると、新たに深度というオプションが追加されました。この深度の値を0%に設定してみると、丸みがなく、そのまま切り落とされたような形状になります。さらに、深度にはマイナスの値を設定することも可能です。-100%と設定してみると、ちょうど丸みの形状を逆にしたように、丸い凹みを作ってくれるようになります。今まではなかなか難しかったこういった形状も、エッジベベルで一発で作成できるようになります。
また、エッジベベルツールで作成されたセグメントは、いったんツールを解除してしまうと、後から調整をかけることが大変面倒になります。この作業を楽にしてくれるエッジリラックスツールが新たに搭載されました。
ベベルをかけられているセグメントのエッジを選択し、モデルパレット > エッジサブタブにあるエッジをリラックスツールを起動します。ビューポートをドラッグしていくと、このセグメントに対してリラックス処理がかけられているのが確認できます。
さらにプロパティから伝播のパラメータを上げていくと、連結しているセグメント部分に対して、どんどんこのオフセットの値が波及していきますので、エッジベベルツールで編集し、確定した後でも、セグメントを調整していくことができます。
これらのツールにより、既に編集済みのジオメトリに対しても、修正処理が容易に行えるようになります。