サーフェイスコンストレイントによるメッシュの変形
https://www.youtube.com/watch?v=Jt8Bxl_6OF8
MODO 12.1では新たなメッシュオペレーションであるサーフェイスコンストレイントにより、メッシュの変形が実現できます。
ダイレクトモデリングでよく使われる機能の一つに「メッシュコンストレイント」機能があります。これはメッシュの形状を、別のメッシュの表面に沿って変形させる機能です。今回搭載された新しいメッシュオペレーションであるサーフェイスコンストレイントは、このプロシージャルモデリング版にあたりますが、より細かく調整できるようプロパティが用意されています。
サンプルとなるシーンにはキューブとティーポットが用意されています。このティーポットに対してサーフェイスコンストレイントを適用し、キューブの形状に沿って変形するように調整していきます。
ティーポットを選択し、メッシュオペレータのタブからオペレータ追加 > デフォーム > Surface Constraintを追加します。設定パネルが開きますので、コンストレイントサーフェイスでジオメトリをくっつける先となるメッシュを指定します。今回の場合はCubeを選択し、OKボタンをクリックします。アイテムモードでティーポットを選択し、移動させてみます。
モードが方向の場合、指定した軸に沿って動かしてみると、その軸に沿ってメッシュがサーフェイスに吸着するようになります。これがモードを方向からハーフレイに変更してみると、一方向のみへとコンストレイントとなります。
モードを最近接に設定してみると、メッシュは投影されるようにコンストレイントします。オフセットの値を調整すると、エンボスがかかったような状態で表面上を移動できるようになります。ティーポットの形状が実際にどうなっているのかを確認するために、アイテムリストでCubeモデルを非表示にしてみましょう。そうすると、Cubeモデルの形状に従ってティーポットの形状が変わっていくのがわかります。
ダイレクトモデリングでも非常に有効な「メッシュコンストレイント」機能がそのままプロシージャルモデリングへと移し替えられたことで、さらにそのメッシュの変化をアニメーションとして面白い表現を行うことが可能になります。