非サブディビジョンのポリゴンに対しリアルタイムブーリアン処理を行うには
https://www.youtube.com/watch?v=eq-ws8fxeac
MeshFusionを使えばサブディビジョンサーフェスに対してリアルタイムにブーリアン処理を行うことができますが、MODO 10.2でサポートされたプロシージャルモデリングのブーリアンオペレータを使えば、サブディビジョン以外のメッシュに対してもリアルタイムにブーリアン処理を行うことができます。
サンプルとして土台となるボックス状のメッシュを作り、もう一つプロシージャルモデリングで球体を作ります。サブディビジョンではなく、面で球体を作ります。ボックスメッシュを選択し、オペレータ追加 > 編集 > Booleanを追加します。ブーリアン処理に使うメッシュを尋ねられますので、プロシージャルモデリングで使用した球体を指定し、減算に設定します。球体を非表示にすると、ボックスが球体でくり抜かれているのがわかります。
球体自身はプロシージャルモデリングで作っているため、あとからサイドやセグメント、半径などを変えることができます。また球体を移動させると、リアルタイムに減算処理が行われます。
MODO 10.2からはブーリアンだけでなく、様々な複製用のオペレーションも追加されていますので、球体も複製した状態でブーリアンをかけることができます。複製カテゴリの中からArrayオペレーションを追加すると、配列上に球体を配置することができます。これも配置した後で球体の形状を変えることができます。
従来までのダイレクトモデリングではこういった処理をもとに戻ってやり直すためにはいちから作り直さなくてはいけませんでしたが、プロシージャルモデリングでは後から調整が可能ですので、作業の効率化が図れます。
2016年10月27日