テクスチャに揺らぎをつけるには

http://www.youtube.com/watch?v=_itcJuucbdU&hd=1

※MODO 10.1からプロパティの値が変更されたため、正しく動作しない場合があります。その場合はFAQをご覧ください：「テクスチャオフセットが正しく動作しない」

今回はテクスチャに揺らぎをつける方法をご紹介します。

サンプルとして板ポリゴンを一つ用意し、画像を貼付けます。さらに波紋を表現するために、レイヤー追加　＞　テクスチャ　＞　Ripplesを追加します。パラメータを調整します。

このRipplesで調整した波紋で、画像テクスチャに揺らぎをつけてみます。Ripplesを画像テクスチャの下へとドラッグアンドドロップし、エフェクトからシェーダコントロールの中にあるテクスチャオフセットへと変更します。これがテクスチャにゆらぎを与えるための機能です。

画像テクスチャが、先ほどの波紋のテクスチャに従って揺らいでいるのが確認できます。この状態だと、画像テクスチャ全体が揺らいでいますが、部分的に揺らぎを表現したい場合もあるでしょう。その場合には、このテクスチャオフセットのエフェクトが設定されているRipplesテクスチャに対して、フォールオフを設定します。

テクスチャロケータタブのフォールオフカテゴリから、フォールオフのタイプを球形にし、フォールオフのサイズを変えてみます。すると、指定した大きさの中だけ揺らぎが発生するようになりました。

Ripplesのテクスチャレイヤータブにある位相パラメータを変更させると、揺らぎの状態も変化しますので、パラメータをアニメーションさせると、画像テクスチャが波で揺れているような表現が可能になります。

このテクスチャオフセットは画像に対してだけでなく、プロシージャルなテクスチャに対しても有効です。例えば、レイヤー追加　＞　テクスチャ　＞　Gridを選択し、規則的な模様を作ります。このテクスチャに対しても同様に、テクスチャオフセットが機能しているのが確認できます。

このテクスチャオフセット機能を使えば、画像のテクスチャなどの一部もしくは全体になんらかの修正を加えたい場合に、元の画像ファイルなどを加工しなくても、簡単に表現を変えることができるようになります。