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ガラスの表面上へロゴを適用するには


https://www.youtube.com/watch?v=MSN3Qt47lX8

今回は透明なガラス瓶に対して、ロゴなどの不透明なプリントを行う方法をご紹介します。このビデオはpixelfondueのサイトで公開されていたビデオを元に作成しています。

サンプルとなるシーンにはガラスのモデルが用意されています。このガラスのモデルにはあらかじめ三つのマテリアルが用意されており、一つが蓋となるマテリアル、中身の液体のマテリアル、そして外側のガラスのマテリアルです。このガラスのマテリアルの表面上にサンプルとして用意してあるロゴマークの画像をシール用に貼付けていきましょう。

まずはこの画像をガラスのマテリアルグループへと適用します。現在、ガラスのマテリアルに対しては透過量が高く設定されているため、ロゴの画像もほとんど透けてしまって見えません。ロゴ画像をきちんと配置するため、いったんガラスのマテリアルを非表示にしておきます。

ロゴの画像に対してプロジェクションのタイプを円柱、投影軸をY、さらに水平方向と垂直方向のラップ値を調整し、繰り返しオプションをエッジにしておきます。ロゴの画像が見えないようであれば、回転の値を調整して、ロゴが正面に来るように調整します。ロゴのデータがぼやけているようであれば、テクスチャレイヤーのアンチエリアシングをオフにしておくと良いでしょう。

では画像レイヤーを反転させ、ロゴ部分が白くなるようなマスクの状態にしたら、この画像の下に新たなマテリアルを一つ作成し、画像と新たに作ったマテリアルをCtrl+Gで一つのグループへとまとめます。グループの中にある画像テクスチャのエフェクトをディフューズの色からシェーダコントロール グループマスクへと変換します。

非表示にしておいた元々の透明なグラスのマテリアルを表示させすると、ガラスの質感はそのまま、ロゴの透過していないロゴのデータが貼り付けられるようになります。このロゴ自体の質感というのは、画像テクスチャと同じグループの中に新たに作成したマテリアルとなりますので、ロゴに質感をつけたいときにはそのマテリアルを調整することになります。ロゴに少し厚みをつけたいような場合には、画像テクスチャを複製し、エフェクトをバンプへと変更すると良いでしょう。

2017年6月15日