法線マップの強さをコントロールするには
https://www.youtube.com/watch?v=Z_JwtSiKY2M
今回は法線マップの強さをコントロールする方法について解説します。
メッシュ表面に対する凹凸を表現する方法として、Modoのマテリアル設定ではバンプやディスプレースメント、それに法線マップを使う方法が提供されています。
例えばバンプの場合には、メッシュにテクスチャを設定し、マテリアルのバンプ強さの値で調整します。ディスプレースメントの場合も同様に、マテリアルにあるディスプレースメント距離の値で調整します。ただし法線マップの場合は、このような形でマテリアルに値が用意されているわけではありません。
法線マップの場合には、基本的にはマッピングしているテクスチャの不透明度でコントロールします。デフォルトでは100%になっていますが、この値を小さくしていくことで、この効果を弱めていくことができます。
逆に100%以上の強さで法線マップの効果を表現したい場合には、法線マップのテクスチャを選択したら、右クリックでインスタンス作成を選択し、テクスチャのインスタンスを作成します。
効果は上書きされるだけなので、凹凸具合に変化はありません。これをインスタンスのブレンドモードを標準から法線マップブレンドにすると、不透明度で指定した分、効果が上乗せされるようになります。大きな値を設定すると、キレイに見せることが難しいかもしれませんが、法線マップの強さを100%より少し大きめに設定したい場合などは、この方法を使うとよいでしょう。
2021年9月8日