マテリアルのサブグループの活用法
https://www.youtube.com/watch?v=GJ-s7wfO9Ug
今回はマテリアルのサブグループの活用方法について解説します。
サンプルシーンには床と各メッシュに対して異なるマテリアルが割り当てられています。この床の上にある全てのメッシュに対してテクスチャを適用してみましょう。
シェーダツリーは下から上へと適用されますから、一番上にテクスチャを追加してみると、シーン内に存在しているマテリアル全てに対して適用されることになります。マテリアルグループの中にテクスチャを移動させれば、そのマテリアルグループの影響範囲にある箇所に対してテクスチャを適用することが出来ますが、それだと適用したいマテリアルグループ全てに対してテクスチャを適用させなければならないことになります。
そのようなときに、このサブグループが便利に活用できます。まずテクスチャの影響を出したいマテリアルグループを、一つのマテリアルグループへとまとめます。さらにこの新しいマテリアルグループの中にテクスチャを入れます。これでもまだ、下から上へと効果を適用する法則は変わっていませんので、全てに対してテクスチャの影響が及ぼされます。
ここで新しいマテリアルグループのサブグループに適用オプションをオンにします。こうすることで、このマテリアルグループの中にあるものに対してだけ、テクスチャが適用されるようになります。さらにテクスチャのブレンドモードを標準から加算などに変更すると、それぞれのマテリアルに対してさらにテクスチャを掛けあわせるといった効果をあげることが可能になります。
2016年3月3日