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ファーと発生元となるマテリアルとの質感を分けるには

https://www.youtube.com/watch?v=yldYKH4jty4

今回はファーと、そのファーの発生元となるメッシュのマテリアルとの質感を分ける方法についてご紹介します。

ファーを生成する場合、まずはそのファーの発生元となるメッシュが必要となります。メッシュのマテリアルに対して、シェーダツリーのレイヤー追加特殊Fur Materialを適用すればファーをはやすことができます。この場合、マテリアルを適用すると、発生元となるメッシュとファーに対して同じマテリアルが適用されることになります。

これを別々のマテリアルを適用するために、一つの方法として、ファーのプロパティには基本サーフェイスの除去というオプションが用意されていますので、これで発生元となるメッシュを消して、改めて発生元のメッシュレイヤーを複製するなどして異なるマテリアルを適用するといった方法が考えられます。これでもうまくいくのですが、その場合には発生元のメッシュレイヤーを複製するためメモリに負荷がかかるというデメリットがあります。

これをメッシュレイヤーを複製することなくマテリアルを分けるには、マテリアルグループのプロパティにあるスコープを利用します。このスコープというのは、何に対してマテリアルを適用するのかという、適用先の種類を指定するものであり、サーフェイスファーと二つにタイプが用意されています。通常のマテリアル設定では(全て)に指定されており、あまり意識することはありませんが、これを指定することでサーフェイスに対するマテリアルグループなのか、それともファーに対するマテリアルグループなのかを細かく設定することができます。

2015年3月18日