アニメーション制作に便利なショートカットキー
https://www.youtube.com/watch?v=_wSAHdOd1tI
今回はMODOのアニメーション制作において、便利に使えるショートカットキーをご紹介します。
サンプルとなるシーンには複数のアイテムに対してアニメーションが設定されていますが、具体的にどのアイテムに対してアニメーションが設定されているのかをひと目で分かるようにするためには、Shift+Zキーを押します。そうするとアイテムリストの中でアニメーションが設定されているアイテムだけが選択されているのが確認できます。さらに、アニメーションが設定されているアイテムに対して、Z キーを押すと、アニメーションが設定されているチャンネルが選択されるようになります。
タイムラインを見てみると、いくつかのキーフレームが設定されていますが、このタイムラインもマウスでスクラブするのではなく、ショートカットキーで操作することができます。Shift キーを押しながら上矢印キーを押すとシーンの開始フレーム、Shiftキーを押しながら下矢印キーを押すとシーンの終了フレーム、またCtrlキーを押しながら上矢印キーを押すと最初にあるキーフレーム、Ctrlキーを押しながら下矢印キーを押すと最後にあるキーフレームへと移動することができます。さらにキーフレーム間を移動するには、Ctrlキーを押しながら左右の矢印キーを押してください。1フレームずつ移動したい場合には、Shiftキーを押しながら左右の矢印キーを押します。スラッシュキーを押すと、シーンのアニメーションを再生または停止することができます。
実際にキーフレームを作成する場合も、ショートカットキーを使うと良いでしょう。まずはどのチャンネルに対してキーフレームを設定するのかを指定する必要がありますので、事前にチャンネルを選択しておきます。プロパティの中で丸いマークが付いているチャンネルはすべてアニメーションの設定が可能なチャンネルです。このチャンネルのラベルをクリックすると、マークの周りがオレンジ色にハイライト状態になりますが、これがチャンネルが選択されている状態です。位置や回転、スケールといった3つの値を一組とするベクトルの値などは、ベクトルの構成要素の一つをダブルクリックすれば、ベクトルの他の構成要素も自動的に選択されるようになります。このようにしてチャンネルを選択しておいた状態で、ショートカットキー S のキーを押すと、そのチャンネルに対してキーが作成されるようになります。Shift キーを押しながら S キーを押すと、そのアイテムに対して設定されているアニメーションチャンネル全てに対してキーが作成されるようになります。
また他にも、位置、回転、スケール、またそれらすべてを合わせたトランスフォームのチャンネルに対して、事前にチャンネルを選択しておかなくても、一度にキーフレームを作成できるショートカットも用意されています。位置の場合は Shift キーを押しながら W、回転の場合は Shift キーを押しながら E、スケールの場合は Shift キーを押しながら R、トランスフォーム全体の場合は Shift キーを押しながら Y のキーを押すと、一度にキーを作成できます。覚えるのが大変なように思えますが、移動や回転、スケール、トランスフォームのツールのショートカットキーはW/E/R/Y ですので、Shiftキーを押しながらそれらのショートカットキーを押せば、対応するチャンネルに対してキーフレームが作成されるとおぼえておけば、非常に簡単かと思わます。
アニメーション制作時には、こういったショートカットキーを多用することで、手数を少なく操作することができるようになります。