動きによるメッシュのゆらぎを表現するには
https://www.youtube.com/watch?v=9vVXJuNRIkQ&hd=1
メッシュが移動するに従いゆらぎを表現するには、移動する際にメッシュの遅延を生じさせるようなLagデフォーマを使用します。
[1] アイテムリストから揺らぎを生じさせたいメッシュを選択し、右クリックでコンテキストメニューからデフォーマ追加 > Effector > Lag Effectorを選択します。シーンにはこのメッシュの変形を行うLag Effectorと、メッシュの下にLagというインフルエンスが追加されたのが確認できます。デフォーマの場合、影響をおこすためのエフェクタと、そのデフォーマがどこに影響をあたえるのかを指定するためのインフルエンスが一組になっています。今回の場合、円柱メッシュを選択した状態でエフェクタを追加しましたので、自動的に円柱メッシュにインフルエンスが追加されました。
[2] Lag Effectorを選択し、ラグエフェクタタブを開きます。中心ラグやフレックスラグの値を入力して、調整してください。動きに従って円柱のメッシュが遅れて動くような効果を表現できるようになります。また、今回自動的に追加されたインフルエンスでは、影響範囲をさらに細かく設定することも可能です。
インフルエンスのプロパティを見てみると、影響範囲のタイプが指定できるようになっていますので、今回はあらかじめ円柱メッシュに設定されていたウェイトマップを活用しましょう。今回使用するウェイトマップの設定方法については、フォールオフとツールの組み合わせで解説していますので、そちらを御覧ください。
タイプをマップに、ウェイトマップをMapに指定します。ビューポートでウェイトマップを確認できるよう、頂点マップへとビューを切り替えます。
ここでは円柱の上半分にウェイトが付けられている状態ですので、再生ボタンを押してみると、ウェイトが設定されていない箇所ではゆらぎが発生せず、上に行くに従ってゆらぎが発生していることが確認できます。
このようにメッシュの一部だけにゆらぎを発生させたい場合には、頂点マップなどを組み合わせて使用してみてください。
2013年9月16日