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親子関係を動的に変更するには(ダイナミックペアレント)

https://www.youtube.com/watch?v=9aY6hxLSCyQ&hd=1

今回は親子関係を動的に変更する方法についてご紹介します。

サンプルシーンにはひとつの球体と3つの回転するボックスが用意されています。球体が3つの回転するボックスに従って動いていくように設定します。まずは通常の親子関係を試してみます。球体を右端のボックスに親子関係をつけてみると、ボックスの回転に合わせて、球体も回転するようになります。しかし、時間軸でこの親子関係を変更していくことはできません。このために親子関係を動的に変更する機能、ダイナミックペアレントを使用します。

ダイナミックペアレントの機能は601以前から実装されていましたが、MODO 701からはアニメーションのレイアウトでインターフェイス上で視覚的に簡単に設定できるようになりました。

では親子関係を設定する球体を選択し、アニメーションレイアウトの左下の端にあるダイナミックペアレントボタンをクリックし、ペアレント追加ボタンをクリックします。すると球体の中心、センターに当たる箇所に紫色のサークルが表示されるようになります。これがダイナミックペアレントが設定されていることを表すマークです。まずは0フレームでこの紫色のマークをクリックし、ドラッグしてみます。ドラッグしている最中は黄色ですが、親として設定可能なアイテムの上をなぞると緑色へと変化しますので、その状態でマウスを放します。すると、紫色のマークから親に設定されたアイテムまでラインが表示されます。これで親子関係の設定は完了です。

アニメーションを再生してみると、球体は右端のボックスへと親子関係が設定されるようになりました。親子関係を解除したい場合には、紫色のマークの上で右クリックするだけです。

次に、30フレームでちょうど右端と真ん中のボックスから飛び出たエッジが重なりますので、ここで真ん中のボックスへと親子関係を変更しましょう。ここでも紫色のマークをクリックして真ん中のボックスへとドラッグアンドドロップします。すると親子関係を設定する紫色のラインは右端のボックスから、真ん中のボックスへと変更されました。アニメーションを再生して確認してみると、30フレームを境に親子関係が変更されたのが確認できます。

同様にして60フレームで左端のボックスに、120フレームで再び真ん中のボックスに、150フレームで右端のボックスへと親子関係を設定します。

アニメーション全体を再生してみると、動的に親子関係が変化していくのが確認できます。このように動的に親子関係を変化させるダイナミックペアレントの機能はインターフェイス上で簡単に設定することができます。

2014年11月11日