MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

アイテムの複製方法

https://www.youtube.com/watch?v=hFAhjbf8c68&hd=1

modoにはメッシュアイテムを複製する方法がいくつか用意されています。

[通常のアイテムの複製]

複製元となるメッシュアイテムを選択し、ショートカットキーCtrl+Dキーで複製元をコピーし、新たにメッシュアイテムを生成していくことができます。

アイテムリストでは、複製元となるメッシュアイテムと同じように、複製後のアイテムも青色で表示されます。

この複製方法の場合、複製後のアイテム一つ一つに対して頂点やエッジポリゴンの位置や回転を修正して形状を修正していくことができます。

[インスタンスによる複製]

アイテムリストから複製元のアイテムを選択し、右クリックからインスタンスを選択すると、今度はアイテムが斜体でピンク色で表示されるようになります。これがインスタンスです。

インスタンスの場合、複製元のメッシュアイテムのジオメトリを修正すると、インスタンス複製したメッシュアイテムも同じように修正されます。逆にいうと、インスタンスのアイテムでは、ジオメトリの編集はできません。

インスタンスは通常のアイテムの複製とは違い、インスタンス自体でジオメトリやマテリアルの情報を持たないため、大量に複製したとしても、メモリを消費することなく、動作も軽くなります。

[リプリケータによる複製]

リプリケータはシーン上にあるポイントの場所に、オリジナルのメッシュを複製する方法です。

例えば、あるメッシュ上にティーポットを敷き詰めたいと思う場合、一個一個を配置していくのは大変です。このような場合にはリプリケータとサーフェイスジェネレータを使う方法が有効です。

[1] アイテムリストのレイヤー追加からParticlesPoint CloudsSurface Particle Generatorを追加します。これは指定するメッシュのサーフェイス上にパーティクルを配置するアイテムです。

[2] Surface Particle Generator のプロパティでソースサーフェイスを、敷き詰める側のメッシュに指定します。すると指定したメッシュのサーフェイスにそって、黄色いパーティクルが配置されるようになります。

[3] パーティクルの配置具合を調整したら、アイテム追加からParticlesReplicatorを追加します。原型となるアイテムにティーポット、ポイントソースに先ほど追加したSurface Particle Generatorを設定します。

[4] バウンディングボックスで表示されているようであれば、ビューポート上でショートカットキーOキーを押し、表示とコントロールリプリケータから選択を指定します。これでリプリケータがメッシュに沿ったパーティクルの位置に配置されているのが確認できるようになります。

リプリケータはインスタンスと同様、複製元のメッシュアイテムの形状がそのまま使われるため、複製元のメッシュのジオメトリを変更することで、配置しているリプリケータの形状も調整していくことができます。

2013年9月13日