リプリケータに対するパフォーマンスの向上
https://www.youtube.com/watch?v=gfu6z-WpDU8
MODO 11ではパフォーマンスを向上させることで操作性を高くしていますが、その中でもリプリケータによる大量のメッシュの表示が軽くなり、操作しやすくなっています。
まずはどのくらい表示が変わっているのかをわかりやすく見せるために、FPSを表示させます。コマンドの欄にglmeterを入力すると、FPSが表示されるようになります。
では実際にリプリケータで大量のメッシュを配置してみましょう。サンプルとなるモデルに対して表面にリプリケータを配置します。アイテム追加 > パーティクル > Surface Particle Generatorを追加し、メッシュの表面に配置します。次にソースアイテムとして小さなボックスを作ります。アイテム追加 > パーティクル > Replicatorを追加し、原型となるアイテムに球体を、ポイントソースにSurface Particle Generatorを指定します。
バウンディングボックス表示になっていますので、軽く表示される場合は、Surface Particle Generatorの平均間隔などを調整して、もっと密に球体を敷き詰めてみます。シーンを保存したら、同じシーンをMODO 11で開いてみましょう。FPSを比較してみると、MODO 11のほうが軽く操作できているのがわかります。
さらにバウンディングボックス表示ではなく、通常のメッシュの表示で確認してみましょう。
まずはMODO 10で新しいシーンに球体を一つ作り、複製タブ > レプリカ配列から配列上に並べてみます。ショートカットキーOキーで表示属性からリプリケータをすべてに設定しておきます。シーンを保存してMODO 11で開いてみると、MODO 11ではMODO 10と比較して、非常にスムーズに表示が行われていることが確認できます。
このようにMODO 11ではリプリケータなどでシーン内に大量のアセットを配置した場合など、従来のバージョンと比較して非常にパフォーマンスの向上が図られています。