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マウスによる選択のボタン割り当てを変更するには

https://www.youtube.com/watch?v=3Ybb8XbvKUM

Modoではビューポート上のエレメント(ポリゴンやエッジ、頂点)を選択する場合、デフォルトで左ドラッグでペイント選択、右ドラッグで領域選択、中ドラッグで隠れている部分までも含めた領域選択となっていますが、場合によってはこの割り当てを変えたい場合も出てくるでしょう。このビデオではこの選択のマウスボタン割り当てを変更する方法をご紹介します。

マウスの挙動を変更するには、キーボードショートカットと同様、入力編集で行います。システムメニュー > 入力編集を開きます。ここで編集モードビューポートへと切り替えます。すぐ下にあるビューポートのポップダウンを開くと、ビューポートの指定ができますので、3DとUVビュー:選択を選択します。

そうすると既にマウスの左クリック・右クリック・中クリックに対して、3Dビューポート上でのトリガーが設定されているのがわかります。右クリックを見ると、トリガー 3D:領域 イベントというのが割り当てられています。これが領域選択を表していますので、これを左クリックで行うように設定してみます。左クリック(新規割り付け) をクリックし、イベント 3D:領域を選択します。そうすると、右クリックの欄からトリガー 3D:領域 イベントが消え、左クリックに登録されているのがわかります。同じように、今度は右クリックの新規割り付けをクリックし、今度はイベント 3D:選択を選択します。ビューポート上で操作を確認してみましょう。現在、ビューポート上を左ボタンでドラッグすると領域選択、右ボタンでドラッグするとペイント選択が行われるようになったのが確認できます。

さらに今度は左ドラッグで、非表示部分も選択できるように、中ボタンと挙動を変えてみましょう。中クリックを見てみると、非表示部分までレイを通過させて選択する方法は、3D:通過であることがわかりますので、左クリック (新規割り付け) イベント 3D:通過を割り当て、中クリックには(新規割り付け) イベント 3D:領域を割り当てます。

このように入力編集のパネルにおいて、各マウスボタンに割り当てられる選択の挙動を変えることができるようになります。選択におけるマウスの挙動としては他にも連結を選択なども用意されていますので、例えばペイント選択などで表面上のいくつかのエレメントを選択している状態で、左ボタンでクリックするだけで連結しているエレメントを全て選択できるようにもなります。

2022年6月13日