ビューポートの回転について
http://www.youtube.com/watch?v=zxGtA5iG-9s&hd=1
今回はビューポートの回転に仕方について解説していきます。
モデリングを行う際、またアイテムの配置といったレイアウトを行う際など、ビューポートの回転はもっとも頻繁に行う操作といえるでしょう。modoではこのビューポートの回転方法について、いくつかのオプションを用意していますので、ご紹介します。
このビューポートの回転に関するオプションは、表示とコントロールのパネルから設定することができます。ショートカットキーOのキーを押して、表示とコントロールのパネルを出してみると、マウスコントロールというカテゴリがあり、その中にトラックボール回転というオプションがあります。
まずはこのトラックボール回転をはいにした状態で、ビューポートを回転させてみると、ぐるぐる回転させるうちに、水平線のラインも回転していくのがわかります。いいえに切り替えた状態でビューポートを回転させてみると、水平線のラインはあくまで水平を保ったままでビューを回転しているのがわかります。
今までお使いだったソフトなどによっては、トラックボール回転がオフの状態になれている方もいらっしゃるでしょうし、制限なく自由に回転できるトラックボール回転の方を好まれる方もいると思いますので、ご自分の感覚に合わせて設定してください。また、トラックボール回転で水平線が回転しているような場合、水平に戻したければショートカットキーShift+/を押すと、水平線がクリアになります。
初期設定の状態では、この設定はデフォルトになっています。このデフォルトの設定は、システムメニュー > 初期設定 > 表示 > OpenGL > ビューポート回転 > トラックボール回転で設定しています。ビューポートの設定でデフォルトが設定されているときには、この初期設定が使用されることになりますが、先ほど設定したように明示的にビューポートごとにトラックボール回転を設定することができます。
ただし、ビューポート単位のトラックボールオプションを上書き設定をオンにすると、各ビューポート単位ではなく、この初期設定で指定したトラックボール回転の設定が強制的にどのビューポートに対しても有効になりますので、どのビューポートでも操作を同じ方式で統一したいのであれば、こちらのオプションをオンにすると良いでしょう。
また、表示とコントロールタブにはもう一つ、オービット選択というオプションも用意されています。こちらはビューポートを回転させたときの中心に関するオプションです。
オービット選択をオフにしてビューを回転させてみると、回転時にビューの中心となる地点からビューは回転するため、ビューの中心より外れた個所にアイテムが存在する場合、アイテムがビューの外側に消えてしまう場合もがあります。これに対し、オービット選択をオンにすると、アイテムを中心としてビューの回転が行われるようになります。
シーン全体を見渡すためにビューを回転するのであれば、オービット選択をオフに、また選択アイテムを中心にビューを回転するのであればオンにしておくと良いでしょう。