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バージョン15.0におけるインターフェイスの改良点

https://www.youtube.com/watch?v=GP93_pG5MDU

Modo最新バージョン15.0ではインターフェイスに対して大きな変更はありませんが、使いやすさを考えた小さな変更がいくつか加えられています。

まずはModoレイアウトを見てみましょう。Modoレイアウトでは、このレイアウトだけで他のレイアウトをカバーできるよう、細やかな改修が行われています。14.2でもこのツールバーは実装されていたのですが、このツールバーによりウィンドウの分割がかなり楽に行えるようになっています。左側の緑色のアイコン群をクリックすると、ビューは左右に2分割され、左側にモデルやUV、スケマティックやプレビューなどのビューポートが表示されます。

同様に右側のアイコンをクリックすると、ビューポートが2分割され、右側のビューポートに対してクリックしたアイコンのビューポートが展開されます。

中央のアイコンでは、中心となるビューポートの種類を簡単に切り替えることができますので、ビューポートのカスタマイズが楽に行なえます。またここに用意されていないビューポートも簡単に追加することができます。+ボタンをクリックすると、カスタムのビューポートを3つまで追加することができます。例えばカスタムA拡張を選択すると、右隣にaの文字のアイコンが表示されます。このボタンをクリックすると、空のビューポートが開きますので、例えばビューポートメニューから3D編集モデル4分割を指定すると、このaのカスタムビューポートはモデル4分割を表すことになり、アイコンだけでビューポートを切り替えることができるようになります。

またビューポート下にある上下に分割するツールでは、新たにアニメーション編集のビューポートが追加されました。このビューを追加すると、左側にチャンネル、右側がグラフ編集ドープシートを切り替えることができるビューポートが表示されるようになり、Modoレイアウトでアニメーション作業を効率的に行えるようになります。

他にもインターフェイスの改良点として、チャンネルビューポートに新たなモードが2つ追加されるようになりました。ビューポート右上にある4つのアイコンのうち、左側2つが新たに追加されたモードです。右側の波形のアイコンはチャンネルのうち、アニメーションが設定されているチャンネルのみを表示するモードです。これにより、数多くのチャンネルの中で目当てのチャンネルをすぐに見つけ出せるようになります。

また左側のアイコンは、グループのアイコンです。例えば、複数のアイテムがグループにまとめられている場合、このグループに属しているアイテムのみを表示してくれるようになります。またこれはアイテムだけに限りません。グループはチャンネルをまとめることもできますので、チャンネルをまとめたグループの場合には、そのチャンネルのみが表示されるようになります。

これは先程のアニメーション編集のビューポート左側のチャンネルビューでも同じですので、編集したいアイテムやチャンネルといったものを効率的にまとめて編集作業を行えるようになっています。

2021年3月30日