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視認性を高めるX線およびゴーストビューポートモード

https://www.youtube.com/watch?v=blP3KgrUtfw

Modoバージョン14.0からは、ビューポート上でのモデルの視認性を高めるための透過表現であるゴーストモードおよびX線モードが追加されました。

通常、ビューポート上でモデルを見ると、視点側を向いている表側の面しか確認することはできません。裏側のジオメトリも確認しようとすると、ワイヤーフレーム表示を選択するしかできませんでしたが、ワイヤーフレームだと正面と背面との区別がしにくく、選択もしにくい状態にありました。

14.0ではビューポート上部にある表示に関するコントロールのアイコン一番右側に、新たに透過に関するオプションが追加され、ここで通常表示、ゴースト表示、X線表示が選べるようになっています。

ゴースト表示の場合、正面が半透明な状態となり、背面側も確認できる状態になります。正面と合わせて背面側も同時に確認できるため、全体を把握するのに非常に便利です。X線表示の場合は、正面側は完全に透過の状態になり、ちょうどポリゴンがすべて反転しているのと同じような感じで表示されます。ですが、X線表示の場合、正面側も透過の状態にあるとはいえ、ワイヤーフレームでジオメトリは確認できますし、また選択自体も正面のエレメントが選択されるようになります。

このゴースト表示X線表示に関する細かい設定は、ショートカットキーOでビューポートのプロパティを開き、アクティブメッシュサブタブをクリックすると、優先透過のカテゴリがありますので、こちらでカスタマイズすることができます。ゴースト表示における正面のポリゴン不透明度、ほかにもワイヤーフレームの色や不透明度、背面の不透明度などを編集することができますので、一番見やすい透過表示を設定してください。

2020年4月14日