MODO 11.0におけるインターフェイスの改良点について 2
https://www.youtube.com/watch?v=oTF_7nwJFEQ
MODO 11ではHUDの追加やグリッドの表示だけでなく、他にもワークフローをさらにより良いものとするためのインターフェイスに対する改善が行われています。
一つは選択セットに対する改良です。インターフェイス上部にあるバーを見てみると、作業平面の横に選択セットのボタンが追加されており、選択セットに関するメニューが一つに収められています。
例えば、旧来までは選択セットを追加したり、呼び出したりしようとすると、選択メニューの選択セットの編集メニューを呼び出すか、コンテキストメニューで選択セットの追加・選択セットの呼び出しを実行していましたが、このパネルを使えばセットを新規作成で選択セットの作成、セットを削除で削除、また選択へ追加したり選択から除去したり、選択を置換することができます。
クイック選択のプルダウンには、作成した選択セットがリストされていますので、選択セットに素早くアクセスすることができます。
この選択セットは頂点・エッジ・ポリゴンといったコンポーネントモードだけでなく、アイテムに対しても同様に操作することができますので、まとめて選択したいアイテム群をすぐに選択することも可能です。
さらにアイテムモードの場合には、グループへ変換するメニューも用意されており、ボタン一発で新たにグループを作成することも可能です。このようにして作成したグループに対しては、グループプロパティから可視状態やレンダー、選択、ロックの状態をまとめてコントロールすることが可能になっています。
もう一つ、インターフェイスの改良点としてアイテムリストが挙げられます。アイテムリストにはフィルタリングのボタンの横に、新たに選択ボタンが追加されました。このボタンをクリックすると、フィルタリング用のパネルとよく似たパネルが表示されますが、選択用のパネルでは新たにパターンとアクションが追加されています。
パターンには文字列を入力すると、その文字列に一致するアイテムだけを選択したり、逆に選択を解除したり、またアイテムのタイプごとに選択・非選択を行ったり、グループを作成したり、表示を切り替えることが可能になっています。
このように細かい改修ではありますが、MODO 11では日々の作業の効率が向上するような工夫が行われています。