MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

衝突時にパーティクルを放射させる方法

https://www.youtube.com/watch?v=jv-a2hdiM6k

MODO 901ではダイナミクスで衝突した箇所からパーティクルを放射させるための設定が、801以前と比べて簡単に行えるようになりました。

サンプルとして立方体を用意し、一つにアクティブリジッドボディ、もうひとつにスタティックリジッドボディを設定し、シミュレーションを行ってみると、一つが落下し、もうひとつに衝突するようになります。この衝突時にパーティクルを発生させてみます。

衝突元、衝突先となる二つの立方体二つを同時に選択し、ダイナミクスタブにある衝突時に放射ボタンをクリックします。これでシミュレーションボタンをクリックしてみると、自動的にパーティクルが放射されるようになったのが確認できます。

アイテムリストをみてみると、衝突箇所からパーティクルを放射させるためのCollision EmitterParticle Simulationが追加されているのが確認できます。

これらのアイテムが具体的にどのように設定されているのかを、スケマティックビューで確認してみると、それぞれが自動的に接続されているのがわかります。この衝突に必要となるアイテムはCollision Emitterノードへと接続されているグループで定義されています。現在、グループタブで確認すると、このグループには衝突元、衝突先となる立方体二つが登録されています。

では、さらに立方体を追加して、その追加した立方体もグループの中へと追加し、シミュレーションしてみましょう。すると、追加した立方体からも衝突時にパーティクルが発生するようになったのがわかります。

このように901では以前のバージョンと比べ、非常に簡単に衝突時におけるパーティクルの放射が設定できるようになり、設定時間の短縮が図られています。

2015年6月26日