ダイナミックリプリケータによるダイナミクス
https://www.youtube.com/watch?v=7bc-8MvWiF0&hd=1
MODO 801では、パーティクルとダイナミクス、リプリケータを組み合わせられるよう、ダイナミックリプリケータという新しいアイテムが追加されました。
このサンプルシーンではボールと、その上の方にカーブとが用意されています。このカーブを使用して、ボールの中にティーポットを積み上げていきましょう。まずはカーブエミッターを追加し、パーティクルの発生源をカーブに指定します。重力をオンにすると、パーティクルが下側に落下するようになります。
このままだとパーティクルがボールをすり抜けていくため、ボールの中にパーティクルがとどまるよう、まずボールのアイテムを選択し、ダイナミクスのタブからスタティックリジッドボディを適用します。その後、パーティクルのタブへと移り、ダイナミクスコライダーを適用したら、シミュレーションを行います。デフォルトではボールの衝突シェイプが外殻になっているので、メッシュへと変更しておきます。それでもすり抜けるようであれば、マージンの値を高めに設定します。
ここでリプリケータを追加してみます。アイテム追加 > パーティクル > Replicatorを追加し、原型となるアイテムにティーポットを、ポイントソースをParticle Simulationに設定します。カップを見てみると、ティーポットは積み重なることはありません。というのも、この場合、リプリケータはパーティクルの位置だけしか考慮しないからです。
これをティーポットの形状に合わせて積み上げるには、リプリケータを選択し、ダイナミクスのタブからアクティブリジッドボディを適用するだけです。シミュレーションしてみると、ティーポットの形状に合わせて積み上げられるようになります。アイテムリストを見てみると、新たにDynamic Replicatorという新たなアイテムが追加されているのが確認できます。これがリプリケータでダイナミクスを行えるようにするためにMODO 801から搭載された新たな機能です。
ダイナミックリプリケータのプロパティを見てみると、アクティブリジッドボディと同様のプロパティが用意されていますので、さらに調整を重ねる場合は、これらプロパティを調整するようにしてください。