2Dカメラに追加されたフィルムロール機能
https://www.youtube.com/watch?v=UNI7J0UI9xE
MODO 12.1では二次元上でコントロールする2Dカメラに対して、移動だけでなく回転が可能となるフィルムロール機能が追加されました。このビデオでは通常のカメラと2Dカメラとを比較しながら解説していきます。
このシーンにはあらかじめカメラが一つ用意されていますが、このカメラを複製し、こちらを2Dカメラの解説に使用します。ビューポート左上にあるサムボタンを、Ctrlキーを押しながら右側へとドラッグすると、ビューポートが水平方向に2分割されます。左側をオリジナルの複製元となるカメラ、そして右側を複製したカメラからのビューに設定しておきます。
まずは左側のカメラに対して、3D的に位置を移動します。トランスフォームのXやYの位置をずらしてみましょう。視点の位置に合わせて、パースのかかり具合が変わり、視点からの見え方というのが変わってきます。
次に右側のカメラに対して、2D的に位置を移動します。2D的に位置を移動するには、カメラタブのフィルムオフセットの値を調整します。3Dカメラと違い、視点からパースがつくのではなく、既にパースが付いているカメラからの絵に対して移動するような形になります。
MODO 12.1ではさらにこういった2Dカメラに対して、回転を行うフィルムロール機能が搭載されています。このフィルムロール機能はフィルムオフセットに関連した値となるため、フィルムオフセットの値が全く設定されていない場合は、3Dカメラで回転しているのと全く同じように回転しますが、フィルムオフセットに値が入っている場合には、そのオフセット値からの回転となります。
この2Dカメラの位置や回転を制御するフィルムオフセットやフィルムロールの機能は、アニメーションの世界から強く要望されていた機能であり、これらの機能がサポートされたことで、より適したカメラワークをコントロールしやすくなりました。