キットの作り方 ~まずはスクリプトを用意する~
まず、何はともあれキットで配布するためのスクリプトが必要です。インターフェイス上で指定した値を元に動作するようなスクリプトを作っていく場合であっても、最初の段階ではその入力部分のことは一切考えずに作り、まずは想定しているどおりの動作をスクリプトが行うか、といった点にフォーカスを当てて確認を行うと良いでしょう。
インターフェイスを作って入力した値を受け取ったり、ローカライズを行ったりすると、スクリプトにも修正が必要になってきます。スクリプト実行時にエラーが発生してしまったら、どこでエラーが発生しているのかという切り分けが重要になってきますので、まず最初にスクリプトを用意した段階で正しい動作を行っているか、というのを確認するのは、とても大切なことなのです。
例えば、今回はこのようなスクリプトを用意してみます:
#python import sys import lx lxSampleText = "Sample" if len(lxSampleText) != 0: # メッセージダイアログで出力 lx.eval( 'dialog.setup info' ) lx.eval( 'dialog.title "日本語"' ) comstring = 'dialog.msg ' + lxSampleText lx.eval( comstring ) lx.eval( 'dialog.result OK' ) lx.eval( 'dialog.open' ) lx.eval( 'dialog.result ?' )
これは単純に lxSampleText という変数に入っている文字列を、メッセージとして表示するだけのいたってシンプルなスクリプトです。このスクリプトの状態で システムメニュー > スクリプトの実行 などで、スクリプトが正しく動作するか、確認してみてください。きちんと動作することを確認したら、次の段階へと移ります。
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2018年2月15日