MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

MODOのインターフェイスとカスタマイズについて

https://www.youtube.com/watch?v=YsVYP7hbX2c

今回は基本となるMODOのインターフェイスについて解説します。最新バージョンにおけるインターフェイスの変更点などについては、他のビデオで解説しておりますので、詳細はそちらをご覧ください。

MODOのインターフェイスは行う作業に最適のレイアウトが用意されているだけでなく、非常に柔軟に設計されているのが特徴です。まずはタブを見ていきます。モデル、トポロジ、UV編集といったタブが用意されていますが、このタブをクリックすると、それぞれのテーマに適したコマンドやビューポートが配置されています。

例えば、モデルレイアウトでは、プリミティブを作るコマンドがアイコンで並んでいたり、さらにそのモデルを変形したり複製するためのメニューが並んでおり、ビューポートの画面の矢印マークをクリックするか、テンキーの0を押すだけで、4画面表示と全画面表示を切り替えて、モデリング作業を行うことができます。

同様に、UV編集のレイアウトでは、デフォルトでビューポートが2分割されており、左側にUVを展開するための画面、右側に展開したUVを実際の3Dで確認するための画面が配置され、左側にはUVに特化したメニューが揃えられています。

また、アニメーションのレイアウトでも、アニメーションを設定しやすいようデフォルトでビューポートが広く表示されており、メニューは下の箇所に対してのみ配置されています。

このように各タブではテーマに特化したレイアウトとコマンドの配置が行われていますが、さらにカスタマイズを望まれるかもしれません。そういった場合には、既存のレイアウトを変更することも可能ですし、全く新しいレイアウトを作ることも可能です。

例えば、ペイントのレイアウトにおいて、デフォルトでは一つのビューポートだけですが、ペイント時にUVの画面も同時に確認したいといった時には、ビューポート左上の小さい丸(サムボタン)をCtrlキーを押しながらドラッグすることで、簡単にビューを分割することができます。ビューポート右上にある矢印キー(ウィジェット)からは、ビューポートの中に何を表示するのかを選択することができますので、ここにUVを設定しておきます。

このように既存のレイアウトをどんどん変えていくこともできますが、元に戻すことも簡単です。レイアウトメニュー > レイアウトから設定したいレイアウトを選択すると、保存されているデフォルトの状態に戻ります。ですので、いくらでも変更して試してみることが可能になっています。

また既存のレイアウトを変更するのではなく、レイアウトメニュー > 新規を選択すると、何もビューポートが用意されていないまっさらなレイアウトができます。ビューポートの右上にあるウィジェットからモデル4分割を指定すると、全面にモデル4分割のビューが広がるようになりました。さらにモデルのパレットを開き、埋め込んでいくことも可能です。いらなくなれば、レイアウトメニュー > 削除で取り外すことも可能です。

このように新規から作ることもできますし、現在のレイアウトのコピーオプションをオンにしておけば、ある程度レイアウトされているものをベースとして変えていくということも可能です。いらないビューポートを削除する場合には、サムボタンから削除を指定すれば、ビューポートを取り除くことができます。ただし、メニューの中で削除がゴースト表記になって選べない場合もあります。こういったビューポートは、デフォルトではよくわかりませんが、ビューポートグループというタイプのビューになっており、ビューポートが入れ子状態になっています。一番外側のビューポートを削除するため、システムメニュー > 初期設定デフォルトUIレイアウトの整理オプションをオフにします。画面をリフレッシュさせてみてみると、グループタイプのビューポートは一番外側が選択できるようになり、削除できるようになります。初期設定でレイアウトを整理オプションをオンにすることで、ビューポートグループはインターフェイスが入れ子状になっているのが視覚的に煩わしくならないように設定されているのですが、削除する場合にはいったんこのオプションをオフに切り替えるようにしてください。

インターフェイス上でのツールへのアクセスの良さや使いやすさ、見やすさはワークフローの効率化を図る大きなカギともなりますので、使いやすいようにカスタマイズしてみてください。

2016年1月8日