HUDに追加したアイコンを削除できない
頻繁に使用するツールをHUD(ヘッドアップディスプレイ)に登録しておくことで、ツールにすぐにアクセスできるようにする機能がMODOには備わっていますが、バージョン11.2以降、HUDに追加したアイコンを削除する際にクラッシュが発生したり、アイコンを削除できないという問題が生じています。
一度、HUDに登録したアイコンを安全に削除するには、以下の手順をお試しください:
[1] MODOが起動しているようであればMODOを終了しておく
[2] コンフィグファイルを適当なテキストエディタで開く
コンフィグファイルが保存されているフォルダを開くには、あらかじめMODOのシステムメニュー > 設定フォルダを開くを実行しておいてください。コンフィグファイルの名称はバージョンによって異なりますが、MODO12.2.CFG といったように、バージョン番号が組み合わされたファイル名称となっています。
[3] HUDに関する追加アイコンが書き込まれている行を削除する
HUDに関する情報が書き込まれた行は以下となります:
<atom type=”HudCustomTools_Edit”>
この行をテキストエディタの検索機能で検索します。そうするとこの行の下に、登録されているアイコンがリストされています。例えば:
<list type=”HudCustomTools_Item”>Transform</list>
<list type=”HudCustomTools_Item”>item.clone</list>
<list type=”HudCustomTools_Item”>item.array</list>
<list type=”HudCustomTools_Item”>TransformScale</list>
これはアイテムに関するHUDで「トランスフォーム(Transform)」「複製(item.clone)」「配列(item.array)」の他に「スケール(TransformScale)」ツールのアイコンが登録されています。「スケールツール」のアイコンが不要であり、削除したいということであれば、以下の行を削除するようにしてください:
<list type=”HudCustomTools_Item”>TransformScale</list>
また、これはアイテムに関するHUDですが、頂点に関するHUDはタイプが”HudCustomTools_Verx“、エッジに関するHUDは”HudCustomTools_Edge“、ポリゴンに関するHUDは”HudCustomTools_Poly“となっていますので、それぞれに合わせて編集するようにしてください。
[4] コンフィグファイルを保存し直す
MODOを再起動してHUDを見てみると、追加登録したアイコンが削除されているのが確認できます。
ただしコンフィグファイルは他の部分を誤って削除したりすると、正しく起動できなくなる可能性もありますので、必ずバックアップを取った上でお試しください。