有限会社ガンマ「実践チュートリアル(スカルプトを利用した地形作成)」v3-1
今回は、有限会社ガンマ様より「スカルプトを利用した地形の作成」を3回に渡ってお送りします。
○メッシュスカルプトを利用して山の部分を作りこむ
・山の部分を細分化して細かい部分をスカルプトツールを利用してモデリングしていきます。
山の稜線、谷、山と平地との境の部分を細かく 作りこんで行きます。
図で示した部分を例にして説明します。
・モデリングをする部分を細分化します。
図に示している山の部分を選択し、
「SDS Subdivide(再分割)」を二回、実行します。
・山と平地との境目の部分のモデリングをします。
今のままでは山と平地との境目の形状が滑らかになっています。
・山の部分をスカルプトの「Push(押し出し)」ツールを利用して盛り上げます。
・続いて「Tangent Pinch(接線方向に締め付け)」ツールを利用して山と平地との境界線の
メッシュを狭めます。これにより、境界線のエッジを強調させることができます。
・ビューポートを「Shaded(シェード)」表示にしテクスチャを非表示にして、
「Wireframe(ワイヤーフレーム)」を隠した状態で比較しています。
・図に示している山と平地の部分にも同じように境目の処理をしていきましょう。
・図で示した部分の境目の処理が終わりました。
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・続いて、山の稜線、谷の部分のモデリングをします。
貼られた画像から山の稜線になる部分を読み取ります。
例として図で示した一部分の稜線をモデリングします。
・まず、稜線になる部分を「Push(押し出し)」ツールを利用して少し盛り上げ、
「Tangent Pinch(接線方向に締め付け)」ツールを利用して稜線部分のメッシュを狭めます。
・テクスチャ、ワイヤーフレームを隠した状態です。
↓
・谷になる部分のモデリングをします。
図で示した部分を例に谷となります。
・谷の部分は「Carve(彫刻)」ツールでメッシュを凹ませた後に、
「Tangent Pinch(接線方向に締め付け)」ツールを利用して表現します。
場合によって、谷部分の隣のメッシュを「Push(押し出し)」で押し出したりして微調整しましょう。
・テクスチャ、ワイヤーフレームを隠した状態です。
↓
・残りの稜線、谷部分も同じ手順で表現していきます。
モデリングする部分は以下の図を参考にしてください。
・稜線部分
・谷部分
・図で示した目立つ稜線、谷部分以外でも画像から凸凹が確認できるところはブラシを小さくして微調整していきましょう。
山と平地の境目、稜線、谷の処理をする前のモデルと後のモデルを比較しています。
処理前のものに比べて山の存在感が増しました。
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・他の山にも、先程おこなった手順で、メッシュの細分化、山と平地の境目処理、稜線、
谷の作り込みをしていきましょう。図で示した部分をモデリングします。
↓
・ダム側の山の作り込みをしていきます。
・他の部分と違って山の中に平地があります。
平地部分を「Scale(スケール)」ツールで平らにし、
その上で山と平地部分の境目の処理を行ないます。
・処理後の状態です。
・川を挟んで反対側の山部分の作り込みをします。
↓
・以上でメッシュベースのスカルプトの説明を終わります。
テクスチャを表示した状態と隠した状態の全体図です。
・この時点で「Sculpt_04」という名前でデータを保存しておきましょう。
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