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有限会社ガンマ「実践チュートリアル(建築編)」v1-2

●建物をモデリングする

・読み込んだ図面を利用して建物をモデリングしていきます。Illustratorからパスを読み込んだ 際、同じ位置に二つ以上のポイントが存在している場合があります。これらはオブジェクト作成時の不正の原因となりますので、ポイントを結合しておきます。 アイテムリストで各面図が読み込まれているレイヤーを選択して「modoツール」->「Vertex(ポイント)」->「Merge(結 合)」を選択します。開かれたウィンドウの設定を「Range(範囲)」(Automatic(自動))として実行します。

実践チュートリアル画像31

不要なポイントが結合されます

・建物の壁を作成していきます。アイテムリストに新しいレイヤーを追加します。レイヤーの名前は 「wall」としておきます。上面図パスを利用して壁をつくります。アイテムリストから「top」を選択し、上面図パスから外壁のポイントを選択していき ます。ベランダ部分は後ほど作成しますので、ベランダを除いた外壁のポイントを選択し「Copy(コピー)」します。

実践チュートリアル画像32

赤丸で囲んだポイントを選択

「Copy(コピー)」したポイントをレイヤー「wall」に「Paste(貼り付け)」します。 「wall」にペーストされたポイントを上面図でポリゴンを選択していきます。「modoツール」->「Polygon(ポリゴン)」-> 「Make(ポリゴン作成)」を実行します。(ショートカットはP)

実践チュートリアル画像33

Make(ポリゴン作成)を選択

設定は
「PolyType(ポリゴン種別)」(face)
として実行しましょう。

実践チュートリアル画像34

ポリゴンが作成されました

もし、つくられたポリゴンの向きが下向きになっていたら、「modoツール」->「Polygon(ポリゴン)」->「Filp(反転)」->「Enter」(ショートカットはF)
を選択してポリゴンの向きを上向きに直しておきます。
・次に作成されたポリゴンを選択し、「Shift(シフト)」を利用して、壁を立ち上げていきます。「modoツール」->「Polygon(ポリゴン)」->「Shift(シフト)」
Shift(シフト)を選択「front」を参考にして、屋根と壁の接する高さまで立ち上げます。

実践チュートリアル画像35

壁部分が立ち上がりました上面のポリゴンは後ほど屋根を作成した時に隠れてしますので削除しておきます。

・レイヤー「top」を選択し玄関部分を見てください。玄関の扉が外壁から、少し入り込んだところに配置されているのが確認できます。

実践チュートリアル画像36

ビューポート上面、玄関部分ビューポート正面、玄関部分

ここでは「Drill(ドリル)」を利用して玄関のへこみ部分をモデリングしていきます。まず、アイテムリストからレイヤー「front」を選択し、「front」から玄関部分のポイントを選択し「Copy(コピー)」します。

実践チュートリアル画像37

赤丸で囲んだポイントを選択

アイテムリストに新しいレイヤーを追加し、そこにポイントを「Paste(貼り付け)」します。「Paste(貼り付け)」したポイントから、ポリゴンを作成します。
次に「Drill(ドリル)」を実行するために必要の無いレイヤーを隠していきます。「wall」をアクティブレイヤー、新規に追加したレイヤー「Mesh」を背景レイヤーにして、他のレイヤーは隠しておきます。

実践チュートリアル画像38

 

壁の玄関があるポリゴン(「Drill(ドリル)」を実行させるポリゴン)を選択します。

実践チュートリアル画像39

正面から見て右側のポリゴンを選択

「modoツール」->「Mesh(メッシュ編集)」->「Drill(ドリル)」開かれたウィンドウの設定を「Operation(操作)」(Slice(スライス))「Axis(軸)」(Z)として「Drill(ドリル)」を実行します。

実践チュートリアル画像40

選択していたポリゴンが背景レイヤーオブジェクトのエッジにそってZ軸方向に分割されます。

実践チュートリアル画像41

分割されたポリゴンの玄関にあたる部分を選択します。「Shift(シフト)」を利用して、玄関部分を押し込んでいきます。アイテムリストの「tpo」を背景レイヤーとして表示させ、玄関の場所を確認しながら位置を合わせます。

実践チュートリアル画像42

ビューポー上面

「Shift(シフト)」した時にできたY軸0の位置にあるポリゴンは、後ほど玄関の階段を作成したとき に隠れてしますので、削除しておきます。終わったら「Drill(ドリル)」するために追加したレイヤーを削除しておきます。アイテムリストの追加したレ イヤー「Mesh」を右クリックしてプルダウンメニューから「Delet(削除)」を選択します。・レイヤー「front」「back」「right」 「left」を見てください。壁の下の方に横に一本ラインが入っています。また1階と2階の間には建物を囲むように枠が通っています。つづいてこれらの壁 の細かな部分を作成していきます。

実践チュートリアル画像43

 

この建物は壁の下の方のラインの上と下で材質が違います。後ほど質感を設定する時に別の質感を割 り当てるので、「Slice(スライス)」という機能を使ってポリゴンを分割しておきます。まず、レイヤー「wall」をアクティブレイヤーにします。 「modoツール」->「MeshEdit(メッシュ編集)」->「Slice(スライス)」->「Enter」

実践チュートリアル画像44

Slice(スライス)を選択

レイヤー「front」を参考にしてスライスする位置を決めていきます。

実践チュートリアル画像45

・次に1階と2階の間の枠を作成していきます。まず「Wall」から、枠を作成するために必要となる、ポリゴンを選択します。ベランダ部分は枠は通っていないので、ベランダ部分を除いたポリゴンを「Copy(コピー)」します。

実践チュートリアル画像46

必要となるポリゴンを選択

新しくレイヤーを追加し、そこに「Paste(貼り付け)」してください。「Paste(貼り付け)」したポリゴンをレイヤー「front」などを参考にして高さを合わせます。「wall」を背景レイヤーにして位置を確認してみましょう。

実践チュートリアル画像47

「wall」を背景レイヤーにして位置を確認

次に「SmoothShift(スムースシフト)」を利用して、帯に厚みをつけていきます。「modoツール」->「polygon(ポリゴン)」->「SmoothShift(スムースシフト)」->「Enter」

実践チュートリアル画像48

SmoothShift(スムースシフト)を選択

「SmoothShift(スムースシフト)」が選択された状態でビューポートを一度クリックします。赤と青のハンドルが表示されました。

実践チュートリアル画像49

赤のハンドルでスケールを操作し青のハンドルで距離を操作します。今回は、青のハンドルをドラッグして厚みをつけていきます。

実践チュートリアル画像50

 

厚みがつきましたできたら「Copy(コピー)」「Paste(貼り付け)」を利用してレイヤー「Wall」にまとめておきましょう。

実践チュートリアル画像42

ビューポー上面

「Shift(シフト)」した時にできたY軸0の位置にあるポリゴンは、後ほど玄関の階段を作成したとき に隠れてしますので、削除しておきます。終わったら「Drill(ドリル)」するために追加したレイヤーを削除しておきます。アイテムリストの追加したレ イヤー「Mesh」を右クリックしてプルダウンメニューから「Delet(削除)」を選択します。・レイヤー「front」「back」「right」 「left」を見てください。壁の下の方に横に一本ラインが入っています。また1階と2階の間には建物を囲むように枠が通っています。つづいてこれらの壁 の細かな部分を作成していきます。

実践チュートリアル画像43

 

この建物は壁の下の方のラインの上と下で材質が違います。後ほど質感を設定する時に別の質感を割 り当てるので、「Slice(スライス)」という機能を使ってポリゴンを分割しておきます。まず、レイヤー「wall」をアクティブレイヤーにします。 「modoツール」->「MeshEdit(メッシュ編集)」->「Slice(スライス)」->「Enter」

実践チュートリアル画像44

Slice(スライス)を選択

レイヤー「front」を参考にしてスライスする位置を決めていきます。

実践チュートリアル画像45

・次に1階と2階の間の枠を作成していきます。まず「Wall」から、枠を作成するために必要となる、ポリゴンを選択します。ベランダ部分は枠は通っていないので、ベランダ部分を除いたポリゴンを「Copy(コピー)」します。

実践チュートリアル画像46

必要となるポリゴンを選択

新しくレイヤーを追加し、そこに「Paste(貼り付け)」してください。「Paste(貼り付け)」したポリゴンをレイヤー「front」などを参考にして高さを合わせます。「wall」を背景レイヤーにして位置を確認してみましょう。

実践チュートリアル画像47

「wall」を背景レイヤーにして位置を確認

次に「SmoothShift(スムースシフト)」を利用して、帯に厚みをつけていきます。「modoツール」->「polygon(ポリゴン)」->「SmoothShift(スムースシフト)」->「Enter」

実践チュートリアル画像48

SmoothShift(スムースシフト)を選択

「SmoothShift(スムースシフト)」が選択された状態でビューポートを一度クリックします。赤と青のハンドルが表示されました。

実践チュートリアル画像49

赤のハンドルでスケールを操作し青のハンドルで距離を操作します。今回は、青のハンドルをドラッグして厚みをつけていきます。

実践チュートリアル画像50

 

厚みがつきましたできたら「Copy(コピー)」「Paste(貼り付け)」を利用してレイヤー「Wall」にまとめておきましょう。

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2014年5月10日