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カールコードを作るには

https://www.youtube.com/watch?v=x-zubfT7JOU

今回はプロシージャルモデリングを利用して、後から編集可能なカールコードの作り方をご紹介します。

最初にカールコードの元となるらせん状のパスを作ります。空のメッシュレイヤーの名称をSpiralPathに設定しておきます。らせん状のパスを作るのに便利なのが、メッシュオペレーションのSpiral Curveです。わかりやすいように、プロパティで長さを表すLengthを10Mに、をYに設定しておきます。このカール状のカーブが、指定するベジェのパスに沿うように設定していきます。

まずはベジェツールを起動し、別のメッシュレイヤーにベジェのパスを作ります。SpiralPathへと戻り、ベジェのパスに沿って変形するように、オペレータ追加Deformers Bezier Effectorを追加します。を10、をY、長さをカールと合わせるように10mに設定します。ベジェエフェクタのタブからターゲットカーブに先ほど作成したPathを設定します。ただこの状態だと、エフェクタのノードとカールコードが重なっていないため、それらが合うように配置します。ベジェノードを全て選択し、Ctrl+Gでグループにまとめます。セットアップモードに入り、このGroup Locatorの位置Yを5mに設定し、セットアップモードを抜けてみると、ベジェノードとカールの位置がぴったりと合うようになっています。あとはベジェエフェクタのタブからターゲットカーブにベジェパスが入っているメッシュレイヤーを指定します。これでカール状のパスが、ベジェパスに沿うようになったのが確認できます。

カールが足りないようであれば、この状態からカールの数を増やすこともできます。Spiral CurveTwist Per Meterの値を360から720に変更してみます。そうするとカールの数が2倍になりました。カールのカーブが粗いようであれば。Point Spacingの値を下げていくと良いでしょう。

では実際にカーブに沿って、ポリゴンを作っていきます。まずは断面となるメッシュを簡単に作ります。ショートカットキーNで空のメッシュレイヤーを作り、メッシュオペレーションのCylinderを追加し、Y軸のサイズを0、XZ軸の半径を調整し、再度の数は12ぐらいに落としておきます。

さらにもう一つ空のメッシュレイヤーを作成し、ここでカーブに沿ってポリゴンを作成します。オペレータ追加カーブ Curve Sweepを追加します。パスはカール状のカーブが入っているメッシュレイヤー、押し出し形状リンク形状にし、形状メッシュから先ほど作った断面のメッシュレイヤーを設定します。ステップの数は自動にし、必要であれば反転オプションをオンにしてください。

これで後編集が可能なカールコードができました。ダイレクトモデリングでささっとモデリングすることもできますが、プロシージャルモデリングを使えば、ベジェカーブの編集も可能ですし、カールの数も増減させたり、カールの半径を調整すること可能です。また、カールの太さも変えることができるなど、構成するほとんどの要素を後から修正できますので、調整の可能性がある場合には結果的に今回の方法の方が効率的なモデリングが可能になります。

2023年11月15日