MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

SVGフォーマットのサポート

https://www.youtube.com/watch?v=BWrNLB0Zu0E

MODO 901からは、MODOの中へと読み込めるフォーマットとして新たにベクトルフォーマットであるSVGフォーマットがサポートされました。このベクター形式のSVGフォーマットはパスとして読み込む方法、そして画像として読み込む方法がサポートされています。

パスとして読み込む場合は、ファイルメニューの読み込みからSVGファイルを指定すると、ベジェとして読み込まれることになります。ベジェとして読み込まれた後は、MODO内で形を編集することもできますし、形状メニュー > フリーズからの状態へと変換し、押し出しで厚みをつけることで簡単にロゴデータを作ることも可能です。

このようなパスを読み込む方法としては、SVGだけではなく、今までもIllustratorのファイルを読み込むことが可能でしたが、Illustratorのファイルは画像ファイルとして読み込むことはできませんでした。MODO 901からは画像の読み込みとしてもSVGをサポートしています。

では、同じロゴマークが描かれているSVGとPNGのファイルを読み込んでみましょう。読み込んでみると、若干色味が異なっているように見えますが、これはMODO 901 SP3の時点では、SVGはカラーマネージメントがサポートされていないためです。二つのファイルの色味を合わせるために、明示的に二つの画像のカラースペースをいったんリニアに設定しておきます。

では、板ポリゴンに貼り付けて二つの画像を比較してみましょう。PNGの画像の方は近くに寄ってみると、元々の画像の解像度の関係上、ロゴのエッジ部分にジャギーが発生しているのがわかります。SVGの画像で置き換えて確認してみると、ベクトルデータを読み込んでいるため、このようなジャギーは発生しません。

このようにSVGフォーマットを画像フォーマットとして読み込むことで、解像度にとらわれることなく、よりクリアな画像をマッピングできるようになります。

2015年11月4日