追加拡張されたブーリアンオプションによるカーブモデリング
https://www.youtube.com/watch?v=Mwfq5E5enfw
バージョン16.1ではカーブ同士のブーリアン操作を行うカーブブーリアン機能に対して、さらに便利なオプションが追加されました。
従来のバージョンでもカーブブーリアンの機能は実装されていましたが、バージョン16.1ではさらに自己交差、つまり一つの繋がったカーブの中で交差している部分でブーリアンをかけたり、またブーリアンで組み合わせた箇所の外側部分を自動的に切り取ったりということが可能になっています。
追加したオプションでどういうことができるかというと、交差する二つのカーブに対して、編集 > カーブブーリアンを実行し、開いたカーブをトリムオプションをオンにすると、簡単に輪郭のカーブを作れるようになります。
これが便利に使える例として、サンプルシーンにある背景画像をカーブで作ってみます。通常であれば輪郭が繋がっているようなカーブを作っていくと思いますが、これをざっくりと複数のカーブで囲んだうえで、カーブブーリアンで組み合わせれば、簡単に輪郭を作ることができます。
またカーブブーリアンを便利に活用する使い方として、トポロジスケッチで一筆書きのような形状を作ってみましょう。この輪郭のエッジをダブルクリックで選択し、エッジをカーブへと変換してみます。カーブをレンダリング機能でレンダリングしてみるとエッジがレンダリングされますが、交差している部分が気になります。これを解消するため、カーブブーリアンを使ってみます。この場合、内側にエッジが残ってしまっているので、このエッジは手動で削除してみましょう。そうするときれいなエッジのレンダリングができるようになります。
このカーブブーリアン機能および新たに追加されたオプションは、ダイレクトモデリングとプロシージャルモデリングどちらも同じように実装されていますので、どちらの方法でもカーブによるモデリングがより便利に使えるようになります。