スムージンググループの拡張
https://www.youtube.com/watch?v=Ofc7WM_o1ac
MODOでは頂点法線の他にも、スムージンググループにより、スムージングの折り目をコントロールすることができますが、MODO 12.1ではそれまでのバージョンと比較し、スムージンググループがはるかに使いやすく管理しやすくなっています。
サンプルとして、Model BashingKitからモデルを読み込んでみます。このサンプルモデルには、スムージングをかけて滑らかに表現したい部分と、くっきりとエッジを立たせたい部分とが混在しています。まずはスムージングの設定を行うためにシェーダツリーからマテリアルを確認してみます。
マテリアル(反射)のタブを見てみると、現在はスムージング角度が20度に設定されていますが、この値を180度へと広げてみたらどうでしょうか。全体にスムージングがかかってしまい、まるっとなってしまっています。ここでスムージンググループを作ることにより、それぞれのグループの境目を折り目として表現することができます。スムージンググループの設定を折り目に指定し、ツールバーに新たに設置されたスムージンググループ用のアイコンを開き、設定パネルを開きます。
例えば、ポリゴンをループ選択したら a ボタンを、また別のポリゴンをループ選択したら b ボタンを、といった具合に選択してボタンをクリックするだけで、スムージンググループをどんどん設定していくことができます。スムージンググループとスムージンググループの間は必ず折り目が存在するようになります。
このスムージンググループを管理するパネルでは、設定したスムージンググループの選択なども簡単にできます。すべてのポリゴンの選択を解除すると、このモデルに対して設定されているスムージンググループの箇所でオレンジ色で表示されます。Altキーを押すとラベルに選択の文字が追加されるようになり、ボタンをクリックするとそのスムージンググループに属するポリゴンが選択されるようになります。さらにShiftキーを押すと、追加選択が可能ですし、Ctrlキーを押すと選択の解除が可能です。大文字小文字のアルファベット+数字のボタンが用意されているため、このパネルで設定可能なスムージンググループは計62個になり、細かくグループ分けを行うことができます。