ソフトボディダイナミクスの基本設定 その2
https://www.youtube.com/watch?v=cNSK0H9R0PQ&hd=1
ソフトボディダイナミクスの設定方法 その1では、ソフトボディダイナミクスの基本的な設定方法について解説しました。
今回は、さらにシーン内のアニメーションアイテムと組み合わせて、シミュレーションを行ってみます。
サンプルとなるシーンでは、床の上に球体が一つおいてあり、床の上を動くようなアニメーションが設定されています。
また、床と球体にはパッシブリジッドボディを、球体にはソフトボディが適用されています。
では、シミュレーションを行ってみましょう。今回はアニメーションアイテムの影響を受けながらシミュレーションするため、シミュレーションボタンの真ん中ボタンをクリックすると、床へと落下する布が、アニメーションしている球体の影響も受けている様子がわかります。
布のメッシュを選択し、ダイナミクスのプロパティを見てみましょう。
今回、摩擦の値は10%に設定されています。これは布と他のアイテムとが衝突する際に、どれほど摩擦が生じるのかの設定です。10%と低めの設定になっており、滑らかな質感の布となるため、布がしなっとした感じで変形するようになります。
では、この摩擦の値を100%に変更して、もう一度シミュレーションを行ってみましょう。
すると布が球体に引っかかって、引きずられるように変形しているのがわかります。
このように、布の質感や動きを表現するのは、屈曲剛性や構造、シアーの値とともに、摩擦の値でも表現されるようになりますので、とくにアニメーションしているアイテムと合わせてシミュレーションする場合には、この値を調整していくと良いでしょう。
2013年9月18日