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みなさん、こんにちは。
特別連載コラム「MODOレンダリング基礎編」を担当している K.D です。
今回はレンダリングの設定「屈折深度」について解説します。
「屈折深度」は透過による屈折の回数を設定することができます。
「屈折深度」は「レンダー」のプロパティとなっています。
シェーダツリーから紫色のアイコン「Render」を選択し、プロパティを確認します。
プロパティの「設定」タブをクリックすると「屈折深度」の値にアクセスすることができます。
デフォルトの「8」に設定されています。
このシーンではガラスの板を3枚配置しています。
3枚共に透過して特に問題はありません。
次にガラスの板を5枚に増やすと中央が暗くなって正しく透過していません。
これは「屈折深度」が不足しているためです。
「屈折深度」(透過による屈折の回数)は左図のようガラスが5枚の場合、光が通過する際に計10回の屈折が必要なことがわかります。
デフォルトの「8」では1枚分(2回)が不足しているために正しい結果が得られませんでした。
「屈折深度」を「10」に設定することで正しい結果となりました。
特に宝石のように複雑にカットされた透過物は光の屈折を何度も行いますので、プレビュー等で確認しながら「屈折深度」を調整してご利用ください。
※屈折深度の値を上げるとその分レンダリングに負荷が掛かりますので、シーンの適正に合わせて調整ください。
それでは!
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