11.ソリッドスケッチツールを使ってみよう

みなさん、こんにちは。

特別連載コラム「MODOモデリングツールの基礎」を担当している T.F です。

このコラムでは、MODOのモデリングツールにフォーカスし、様々なツールをわかりやすくご紹介しています。

今回はソリッドスケッチツールの使い方を紹介します。ソリッドスケッチツールは有機的なモデルを手早く作成する際に有効なツールです。

ソリッドスケッチツールの使い方

モデルレイアウトでは、ソリッドスケッチツールのツールアイコンはチューブツールアイコンと同じ位置にあります。

チューブツールアイコンをマウスの左ボタンで長押しするか、右クリックしてポップアップメニューからソリッドスケッチツールを選択、起動することができます。

ソリッドスケッチツールを起動させて、3Dビューポートでクリック、またはドラッグするとノードと呼ばれるポリゴンメッシュのモデルが作成されます。

次に少し離れた場所をクリックしてみます。

するとクリックした位置に新たなノードが作成され、先ほど作成したノードとつながったモデルになります。

連続してクリックするとパイプのようなモデルを作成することができます。

ソリッドスケッチで作成したモデルのノードには水色のハンドルが表示されており、ドラッグして移動させることができます。

また選択したノードにはサイズやツイストのハンドルが表示され、ドラッグして調整することができます。

ノードの位置やサイズなどの値はツールプロパティを用いて数値で指定することができます。

途中のノードを選択し、離れたところをクリックしてノードを作成すると分岐したモデルを作成することができます。

また、ソリッドスケッチで作成したモデルの中には2ポイントポリゴンの線が作成され、一旦ツールを解除しても再度ソリッドスケッチツールでの編集が可能です。

※1つのメッシュアイテムの中にソリッドスケッチで複数のモデルを作成して再編集しようとすると、最初に作成したソリッドスケッチのモデルの情報でメッシュアイテム内全体が初期化され、他のモデルは消えてしまうので注意してください。

ソリッドスケッチツールでは細かいディテールの編集を行うことはできませんが、木の幹や動物の角(つの)のような有機的なモデルを手早くラフに作成するのに最適なツールといえるでしょう。