保存したデータが読み込めない 2
MODO 901以前でシーンデータが、MODO 902にて読み込めないというケースが報告されています(Windows版)。
MODO 902では、頂点マップ書き込み部分のコードが改修されましたが、一部不正なデータ(詳細は※1参照)が書き込まれてしまっているため、読み込めなくなる問題が発生しています。
開発元であるThe Foundry社には既に問題を報告しておりますが、このデータの欠損を修復するためのツールをご用意いたしましたので、該当するデータをお持ちの方は、下記ツールを利用してデータの修復を行ってください:
http://modogroup.jp/support_files/FixMAPData_v2.zip
使用方法
[1] コマンドプロンプトを起動する
[2] コマンドプロンプトで修復ツールを配置したフォルダへと移動する
例:修復ツールをC:\tempに配置した場合
> cd C:\temp
[3] 欠損データを修復ツールを配置したフォルダへと移動する
このときに欠損データのファイル名称にはスペースを含まない名称に変更してください。
[2] 修復ツールの後に空白をあけて欠損データのファイル名称を指定する
入力例:欠損データのファイル名称がXXXXX.lxoの場合
> FixMapData_v2.exe XXXXX.lxo
これにより、欠損データのファイル名称の先頭に”Modify_”という文字がついたファイルが同フォルダ内に生成されます。上記入力例の場合はModify_XXXXX.lxoです。これが修復データとなります。
この修復ツールでもデータが読み込めない場合には、上記とは異なる要因によりデータの欠損・障害が生じている可能性があります。その場合には、MODO JAPAN テクニカルサポート(support@modogroup.jp)までデータをお送りください(※大容量ファイルはメールでは受け取れませんので、ファイル転送サービスなどをご利用ください)。データの修復・解析を行うようにいたします。
(※1)頂点マップの情報はVMAP/VMAD/VMEDチャンクの中に、頂点インデックスとそれに対応するマップ値とが対になって保存されていますが、頂点インデックス値に不正な値が書き込まれています。
LXOファイルのファイルフォーマットにつきましては、下記ウェブサイトにて公開されております。詳細はそちらをご覧ください:
http://sdk.luxology.com/wiki/File_Formats