MODO 11.1におけるUVの追加・改良点 その3


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MODO 11.1ではUV周りの機能が非常に強化されていますが、今回は新たに追加されたテクセル密度ツールとリラックスツールの境界オプションについて解説します。

まずはテクセル密度の機能について解説していきます。サンプルとなるシーンには大きさが異なる三つのモデルが用意されており、それぞれUVが用意されています。ここでプリセットからわかりやすいようにUVの画像を貼付けましょう。そうすると、各UVテクスチャはUV範囲の中でキレイに開かれていますが、三つのモデルを比較してみると、それぞれのテクスチャの出方、大きさが異なっていることがわかります。

ここでテクセル密度ツールを使います。テクセルとは、テクスチャ上のピクセルのことであり、このツールでは実際のサイズに対するテクスチャのピクセル数が同じようになるように、UVに対してスケールをかけます。

ここでモデルをよく見てみましょう。ティーポットを見てみると、場所によって現れる柄の大きさが異なっているのがわかります。ティーポットのちょうど上蓋あたりのサイズに、他のすべてのスケールを合わせるようにしてみましょう。UVビューポートからティーポットの上蓋のUV島を選択し、UV島から取得ボタンをクリックします。これで基準となる大きさが取得できました。あとは各 UV 島に適用ボタンをクリックすると、ティーポット全体で現れる柄の大きさが、ほぼ均一になったのが確認できます。

これは他のUVに対しても同様に適用できます。3D上で大きさが異なる円柱に対しても、またボックスに対しても、各 UV 島に適用ボタンをクリックすると、全てのモデルのテクスチャの出方具合を合わせることができます。このテクセルに関する機能はゲームのアセット制作に良く使われますが、それ以外のワークフローでも便利にお使いいただけるかと思います。

この他にも、MODO 11.1ではUVのリラックスツールに境界オプションが新たに追加されました。サンプルとなるシーンでは、UVが歪んだ状態になっていますので、これをリラックスツールを使って整えていきます。パレットの中のリラックスボタンをクリックしツールを起動すると、新たに境界というオプションが追加されています。従来も同様のオプションはあったのですが、11.1ではあらためて境界オプションとしてまとめられています。

わかりやすいように、モデルを複製して、元のUVと比較しながら確認してみましょう。この境界オプションをスムーズにしていると、UVビューをドラッグすると、UV方向均一の間隔となるよう、UVが調整されますが、このとき境界部分は元のUVの境界を全く考慮することなく、リラックス処理を行います。境界固定に設定すると、元の境界部分はまったく変更せずに、内部のセグメントに対してUVを調整するようになります。持続に設定すると、コーナー部分を固定し、境界部分に関してはできるだけ元のUVの境界を残しつつ、均一になるよう調整します。ストレートの場合は、コーナー部分は固定したままで、リラックス処理を行います。

このように、リラックスツールでは境界部分に関する取扱いのオプションを広く用意したことで、様々なケースに応じてより便利に使えるようになりました。