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環境をプリセットとして保存するには


https://www.youtube.com/watch?v=6GP7l86MSGg

MODOではHDR画像を読み込んで環境に設定することができますが、設定した状態をそのまま環境プリセットとして保存する方法をご紹介します。

まずはHDRの画像を読み込みます。画像タブ > クリップの追加 > (画像の読み込み)でHDR画像を読み込みます。読み込んだ画像をシェーダツリーのEnvironmentsEnvironmentにドラッグします。そうすると自動的に画像が環境としてマッピングされるようになります。

このとき、画像がパノラマ状態になっている画像であれば、プロジェクションのタイプ投影軸Yにしておきます。極座標変換されている画像であれば、プロジェクションのタイプライトプローブ投影軸Yに設定します。

試しに、ティーポットを配置して映り込みを確認してみましょう。スペキュラを100%、ラフネスを0%にして、鏡面反射を表現してみると、鏡のような映り込みが確認できるようになります。

問題なければ、こちらの設定をプリセットとして保存しますが、まずプリセット用のサムネイルを用意します。サムネイルを用意するには、まずわかりやすいようにパノラマ画像をレンダリングします。確認用のメッシュを削除し、カメラのプロジェクションタイプ球面マップにし、カメラのトランスフォームを全てリセットします。この状態でレンダリングを行います。

サムネイル用のレンダリング画像が用意できたら、アイテムリストからカメラとライトを削除し、Texture Groupのみが残っている状態にします。この状態でファイルメニュー > 環境プリセットの保存でコンテンツフォルダのAssets > Environmentsの中にプリセットファイルを保存します。プリセットに登録されたら、サムネイル上を右クリックし、最後のレンダリングでアイコンを置換を実行します。これでサムネイルにHDRの画像が映し出され、ひと目でどのHDRを設定したプリセットなのかを理解できるようになりました。

ではファイルメニュー > 新規で新たなファイルを作成し、保存した環境プリセットをダブルクリックで読み込んでみます。確認用にメッシュを配置してみると、正しく環境が設定されているのがわかります。

このような処理を行っておくとHDR画像をいちいち設定する必要がなくなりますので、環境プリセットとして保存しておくことと後々大変便利に使い回すことができます。

2019年5月14日