MODOとUnreal Engineのデータ転送を可能にするUnreal Bridgeの使い方


https://www.youtube.com/watch?v=huw523Y5Z0A

MODO 11.1からはMODOとリアルタイムゲームエンジンであるUnreal Engineとのデータ転送を可能にするUnreal Bridgeツールが実装されました。これによりMODOとUnreal Engineとのワークフローが、さらに強固なものとなっています。

MODO 11を起動すると、ツールバーにUnrealブリッジというボタンが一つ追加されています。このボタンにより、データの転送が可能になるのですが、Unreal Engine側でもプラグインのインストールが必要となります。このプラグインのダウンロードおよびインストール方法につきましては、FAQに詳しく解説しておりますので、そちらをご覧ください:

http://modogroup.jp/faq/install/unreal_bridge/

今回はMODOではあらかじめ簡単なサンプルシーンを、またUnreal側ではデフォルトの状態でプロジェクトを作成していますが、Unreal側はプロジェクトに対してプラグインをインストールしています。プラグインをインストールしていると、ツールバーにUnreal Bridgeのアイコンが表示されるようになります。ではまずデータ送信を行うために、通信用のセットアップを行いましょう。

MODO側でUnrealのボタンをクリックすると、Unrealブリッジのパネルが開きます。サーバーカテゴリの設定ボタンをクリックすると、通信を行う際のアドレスとポートを設定するパネルが出てきますので、ここで通信の設定を行います。同一マシン上で作業する場合にはデフォルトの設定で問題ないと思いますが、同一ネットワーク上の異なるマシン同士で作業する場合などは環境に合わせて設定するようにしてください。このアドレスの設定は、システムメニュー > 初期設定アプリケーションFoundryリンク設定で初期設定として保存しておくこともできます。設定したら開始ボタンをクリックします。

これでMODO側からの設定は終了しましたので、同じようにUnreal 側でも設定を行います。Modo BridgeSettingsを開くと、先ほどと同じようにアドレスの設定がありますので必要な設定を行い、Connect to Serverにチェックを入れます。これで通信が開始されました。

ではまずMODOの中のアイテムを、Unreal側へと送信してみます。サンプルシーンの中には床と三つのモデルが用意されている他、カメラとライトが用意されています。Unrealブリッジのパネルの中の全アイテムをクリックすると、このシーン全体をそのままUnreal側へと送信します。Unrealで確認してみると、アイテムが全て送信されているのがわかります。ティーポットの位置を変更して、今度はUnreal側からPush Selectedを実行して、選択しているティーポットだけをMODO側へと送信します。そうするとMODO側でも位置の変更が反映されたのが確認できます。

次に、MODOでUnreal用のマテリアルを割り当ててみましょう。それぞれに対してBase ColorやMetalicなどの値を設定し、全マテリアルをクリックします。Unreal側で確認してみると、それぞれのモデルにMODO側で割り当てられた設定が、そのままわたってきているのがわかります。さらにモデルの一つにテクスチャもマッピングしてみましょう。画像を貼り付けたら、エフェクトをUnreal Base Colorへと変更し、まずは選択テクスチャをクリックします。Unreal側で確認してみると、Unrealのプロジェクトフォルダの中にTexturesフォルダが作成され、画像がコピーされたのが確認できます。画像は転送されましたので、あらためて選択マテリアルを転送すると、Unreal側で自動的に画像がマッピングされた状態となります。

マテリアルやテクスチャなど、変更を加えるたびにボタン一発で実際のUnrealでの見え方を確認することができますし、モデルに対してもModo側で自由にモデリングして、それをすぐに反映することが可能です。

このようにUnrealブリッジを使うことで、MODOからUnrealへは、メッシュ頂点マップマテリアルテクスチャを、そしてUnrealからMODOへはスタティックなメッシュアクター頂点マップを転送することができますので、例えばプロップのアセットなど、手早くMODOで作成し、即座にUnrealへと転送といったことが可能になります。