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入力フィールドを有効に使うには

https://www.youtube.com/watch?v=eRBk1GVCIuI&hd=1

モデリングやアニメーションなど、modo上であらゆる操作を行う上で利用する入力フィールドをさらに有効に使う方法をご紹介します。modoでは入力フィールドに対しても、様々な工夫がなされています。

例えばメッシュ作成ツールなどで、ビューポート上のハンドルをドラッグすると、入力フィールドには自動的に数値が自動的に入力されていきますが、入力フィールドに直接値を入力することで、正確なサイズを指定することも可能です。

値を入力する際、デフォルトではメートル単位になっていますが、ミリメートル単位をデフォルトにすることもできます。この単位の設定はシステムメニューの初期設定 > 入力 > 単位のところにあるデフォルト単位にあります。

デフォルト単位がメートルの場合、単に1と入力すると1メートルが入力され、0.1と入力すると100mmが入力されますが、数値ではなく、明示的に1mmと入力することも可能です。

入力フィールドの右端にある丸いアイコンが用意されており、いくつかアイコンが変化していきます。

(1) アイコンが=の場合

ひとつの入力フィールドに入れた値があとの二つの入力フィールドにも自動的に入力されます。例えば、Xで1と入力すると、YとZにも1メートルが入力されます。

(2) アイコンが∞の場合

もともと入力されていた値に対する倍数が、残り二つのフィールドに対しても同じように適用されます。例えば、現在XYZが(1,2,3)と入力されている場合、Xに3を入力すると、もとの値に比較して3倍になっているため、Yは6、Zは9という値になります。

(3) アイコンが+の場合

もともと入力されていた値に対する差分が、残り二つのフィールドに対しても適用されます。例えば、現在XYZが(3,6,9)と入力されている場合、Xに5と入力すると、差分は2メートルですから、その分が加算され、Yは8、Zは11となります。

またこの入力フィールドには、直接、数値入力に対する式を入力することもできます。例えば、現在Xの値は5メートルですが、この1/10の値にしたい場合、直接0.5メートルと入力するのではなく、数値の後ろに / 10と入力すれば、自動的に500mmと入力することができます。これは規則的に計算された数値を入力したい場合など、電卓などを使ってあらかじめ数値計算を行うことなく、入力するべき数値を割り出すことができますので、大変便利な機能と言えます。

さらに、この数値入力フィールドの数値はマウスでも増減させることができます。

数値入力フィールドの上でマウスの中ボタンをスクロールさせると、現在入力されている値の最大単位の1/100分ずつ、例えば、現在Xには5メートルが入力されていますので、0.01メートルずつ増減させることができます。

また、このスクロール時にShiftキーを一緒に押すと、この最大単位分ずつ、増減させることができます。5メートルの場合であれば、6メートル、7メートルといった単位で増減させることができます。

2013年9月16日