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ラティスデフォーマによる変形

https://www.youtube.com/watch?v=tX-LsR5C_Bw&hd=1

今回はMODO 801から搭載されたデフォーマの一つ、ラティスデフォーマを解説します。ラティスデフォーマとは対象となるモデルを囲むようにグリッドを作り、そのグリッドの各ポイントを動かすことで、モデルを変形させる方法です。

サンプルとなるモデルに対し、ラティスデフォーマを適用してみましょう。適用するモデルを選択し、デフォーマタブからラティスボタンをクリックします。XYZ軸に対してグリッドの数を指定し、OKボタンをクリックします。すると、モデルを囲むように、グリッドが作られたのが確認できます。

アイテムリストからモデルを開いてみると、Lattice Effectorが追加されているのがわかります。Lattice Effectorを開いてみると、ロケータが追加されています。ラティスデフォーマのグリッドの一つ一つのポイントは、このロケータで構成されているため、通常のシーンでロケータを扱うように、ロケータを選択して動かすことができるようになっています。

ラティスエフェクタのプロパティタブにある強さの値を調整すれば、ラティスデフォーマにかかる強さを調整できます。また、グリッドの分割数が適切で無い場合には、あとからこのグリッド数を変更することも可能になっています。ラティスをリセットボタンをクリックすると、新たにグリッドをリセットすることできます。その下にある表示を切替ボタンをクリックすると、このグリッド上の各ポイントは表示されることがなくなりますので、誤って選択して動かしたりすることがなくなります。

このラティスデフォーマのエフェクタを動かすと、また違った変形の具合を調整することができますし、さらにそれをアニメーションさせることもできます。同様に、各グリッドのポイントは単なるロケータですので、通常のロケータと同様、アニメーションさせることができ、それにより変形具合のアニメーションも可能になっています。

また、ラティスデフォーマは、単に変形のアニメーションが行えるということだけではなく、こういったグリッドによる変形をモデリングツールとして活用することも可能です。ラティスデフォーマのグリッドによって変形したモデルは、形状メニュー > フリーズを選択し、デフォーメーションをフリーズオプションをオンにしておくことで、変形した状態でモデルを固定することができます。

2014年5月1日