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スクリプト:「Toggle Cage」

サブディビジョンサーフェスのメッシュレイヤーが大量に増えてくると、どうしてもGL描画数が増えてきて、ビューポートの動作がもたつくと言ったことはありませんか?最新バージョンMODO 12.2にはバウンディングボックスしきい値設定がサポートされたおかげでビューポートのトランスフォームに関しては大分軽快になったものの、タイムラインのスクラブなどではまだ重たさを感じてしまうという方もいるかも知れませんね。

サブディビジョンサーフェスを一時的に無効にする方法として「ケージ」オプションをオンにする方法があるのですが、シーンの全てのアイテムに対して適用するのもまた手間だしなぁという方のために、シーン内に存在するメッシュレイヤーに対して「ケージ」オプションを一括でオン・オフするスクリプトをご用意いたしました:

Toggle Cage

こちらは「ケージ」オプションがオフ(デフォルト)の状態ですので、サブディビジョンが有効になっています。このときのGL数は570万ポリゴン:

こちらは本スクリプトで「ケージ」オプションを一括オン、つまり一時的にサブディビジョンを外している状態です。このときのGL数は41万

描画数が減った分だけ、ビューポート上の動作やタイムラインのスクラブ、フレーム感の移動が軽快になります。非常に単純なスクリプトですが、ショートカットやインターフェイス上のボタンに割り当てておくと、ぱぱっと設定を切り替えることができますよ。また、スクリプトの中身を一文書き換えるだけで、他のコマンドを一括でオン・オフできるスクリプトが自分でも作れるようになります。とっても単純なスクリプトですので、スクリプトの深い知識なんぞ必要ありません。そういった点でも、ぜひ便利に活用していただけたらと思います!